こんにちは、みくろです。
先日、海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー:2つの物語』(シーズン10)の前半「赤い海」を観ました!
そもそもアメホラとは何ぞ?という方は、かなり初期のブログで熱く語っている記事があるので(そこそこ恥ずかしい)まずはそちらから↓
今作はシーズン10。
タイトルは「2つの物語」ということで、その名の通りシーズン内で全く異なる2つの物語を楽しめます。
毎回アメホラには驚かされるけど、一シーズンで全く違う話とは…!
まずは第1~6話で描かれた「赤い海」について。
--------------------------------
売れない脚本家ハリーは、集中して執筆できる場所を求め、とある浜辺の町で妻と娘と共に一冬を過ごすことにする。
夏は観光地で活気のあるその町も、冬になると不気味なほど静まり返り、執筆に最適な場所とはいえ、白い肌の男たちが道を徘徊する危険な所でもあった。
そんな状況に不安を感じる妻ドリスであったが、スランプに陥る夫ハリーを懸命に支える。
罪悪感と焦りからバーへ逃げたハリーは、そこで「ある物」によって才能を開花されたという売れっ子作家たちと出会い…。
当然ながら他シーズンと比べて話数が短いのでアメホラお得意のドンデン返しや主人公の切り替えはないんですが、それでもやっぱり面白かった。
今回のゲスト俳優はマコーレー・カルキン。
彼を落ちぶれた薬中の役で出せるところがアメホラのすごいところですが(笑)、今回の世界観に非常に合っていたし、演技力も素晴らしかったです。
特に今シーズンは過去作との繋がりもないので、シリーズ初見さんでも楽しめると思います。
ただやっぱりアメホラはシーズン1からじっくり観て欲しい!本当にオススメな海外ドラマです。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
まずやっぱりフィン・ウィットロックがかっこいい。
ここまでがっつり登場したのはシーズン5以来ではないかな?ちょこちょこ出はありましたけどね。
ストーリー的にはアメホラの中でもかなりの胸糞でしたね。
他のシーズンでも胸糞はあるんだけど、途中で立場が逆転したりそのまま終わらないケースが多いから、6話という短さ故に一番後味が悪いかも(;'∀')
吸血ということでシーズン5と何かしら繋がりがあるのかなと思っていたけど、今のところなさそう…?
たしかシーズン5の吸血は古来から伝わるウイルスか何かだったと記憶してるんですが、今作のは完全に人工物ですしね。
誰しも自分には何かしらの才能があると思いたい。
才能がある者は傑作を生み出し続けないといけない。
そういった苦悩がよく描かれていて、才能のある夫と娘に蔑まれる妻・ドリスが本当に痛々しくてツラかった。
いろんな成功者たちが出てくるけど、結局真の芸術家はサラ・ポールソン演じるカレンだったというのが最高にかっこいい。
ただこれ同じ才能がある者たちにも格差がありそうなので、いくら薬を使っても同じ薬を飲んだ格上にはたぶん負けるんですよね。
最終的にかなりばら撒かれたみたいなので、調子に乗ってるアルマをコテンパンにできる天才が現れないかな(笑)
現在シーズン10後半「死の谷」を観ているんですが、本当に全く違うお話でビックリ。
少しぐらいは繋がりあるのかと思っていたんだけど、どうなるかなあ?