#110 『アメリカン・ホラー・ストーリー』の魅力とすごさ【海外ドラマ】
#44以前はアメブロで投稿していたものです。
こんにちは、アラサー子なし専業主婦みくろです。
今回は私がめちゃくちゃ敬愛している海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー(AHS)』について書こうと思います。
そもそもアメリカン・ホラー・ストーリーとは??という方が特に日本では多いと思うのですが、現地では現在シーズン9まで放送されているアメリカのホラーテレビドラマシリーズです。
各シーズンごとにストーリーが独立しており、それぞれ時代も違うし、同じキャストでもそのシーズンによって役が変わるのが特徴です。
独立しているといってもアメホラの世界観上では全て繋がっていて、過去シーズンでの行動が全く関係なさそうなシーズンに影響していたり、全体を通して見てもかなり面白いドラマだと思います。
シーズン1の「呪いの館」からシーズン2の「精神科病棟」、「魔女団」、「怪奇劇場」、「ホテル」、「体験談」、「カルト」、「黙示録」と続き、最新のシーズン9が「1984」になります。
私は元々ホラー好きなのでそういう面でもこのアメホラシリーズは大好きなのですが、このドラマの熱烈なファンになったのは他にも理由があって、それはめちゃくちゃ高い芸術性とタブーに対する破壊力です。
国内では配信のみ
日本であまり知ってる人がいないのはたぶんこれが理由だと思うんですが、アメホラはシーズン1、2、5以外のDVDが国内で販売されていないので、当然店頭でのレンタルもこの3シーズンしかありません。
だから日本でアメホラを全部見たいと思うとAmazonプライムやネトフリなどの配信サービスを利用するしかないのが現状です(最新シーズンはhuluかFOX系のCSが早い)。
シーズン3と4を飛ばしてなぜ5だけDVDが出たのかは、おそらくレディー・ガガが主演だったからじゃないかな~と思います。
「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル」2017.1.20ブルーレイ&DVDリリース/先行デジタル配信中
主演というだけで話題性はあったし、彼女の怪演が本当にすばらしくてこのシーズン5「ホテル」だけでもDVDが出たのは素直に嬉しかったですね(*´ω`*)
めちゃくちゃ衝撃を受けました
私が初めてアメホラを見たのはたしか20代前半の頃だったと思うんですが、そりゃあもう~~~~~~~~ものすごい衝撃でした。
最初は単純にホラー映画みたいな感覚で怖くて面白いといいなあぐらいの気持ちだったんですけど、話が進むにつれ「え、これ大丈夫なの?」ってぐらいタブー連発で(笑)
みんな敢えて口にしない、口にしてはいけないと思っている暗黙の了解をことごとく崩していくストーリーと役者の迫力ある演技に感動。
簡単にいうと障害を持った方が普通に出てきますし、同性愛、人種・性差別、宗教、政治、そういう本来映像作品ではタブー視されるような問題を全部ぶっ込んできます。
レギュラーキャストの一人にダウン症の女優ジェイミー・ブルーワーさんという方がいらっしゃるのですが、作中の台詞で彼女が「醜い!」とか「お前は普通になれない」みたいなことを言われるシーンがあるんですよね。
もし日本でそんな作品を世に出したら叩かれまくると思うんですが(アメリカでどうだったかは分からないけど)、私は逆にこの女優さんカッコイイ!このドラマすごい!!って思いました。
というのも、ダウン症であるジェイミーさんにしか出来ない演技・演出があるのはもちろん、敢えて美しい感動物語ではなくホラーという人間の本能がむき出しになるようなジャンルで「みんなが見て見ぬフリする部分」を全面に出すことでダイレクトに心に響く作品になっているからです。
個人的にはシーズン3の「魔女団」とシーズン4の「怪奇劇場」がイチオシなんですが、それこそ賛否両論ありそうなテーマなのでおそらく日本でのレンタル等は無理じゃないかな~と思います(´・ω・`)
私は逆にいろんな問題を真っ向から見せられて事の根深さを知ったというか、深く考えるようになったんですが、単純に不快に思う方はいるだろうし、結構グロいシーンもあるので苦手な方は見れないかもしれません。
でも一つのドラマ作品としてレベルの高いシリーズだと思うし、ストーリーも先が読めなくて結構面白いので、ホラー大丈夫だよ~という方にはオススメですよ♪
第1シーズン第1話はこちら↓