こんにちは、みくろです。
先日、映画『呪いの怨恨 エコーズ・オブ・フィアー』を観ました!
2018年製作。
ジャンルはホラーサスペンス。
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大学生のアリッサは、心臓発作により急死した祖父の一軒家を相続する事となった。
遺品整理も兼ね、住みながら家の様子を見るアリッサだったが、次第に何者かの気配やポルターガイスト現象に悩まされるようになる。
家の中を調べるうちに不審な物が次々に発見され、怪奇現象も激しさを増していった。
生前祖父は何かを見つけようとしていたようなのだが…。
かなり低予算な感じがするのだけど、きれいにまとまっていて良かったと思います。
ホラー演出も多いですが、映像的に怖がらせながらストーリー重視なところが良いですね。
ただその肝心のストーリー部分が素晴らしかったかというと、やっぱり「分かりやすかった」「まとまっていた」という感想が一番しっくりくる。
けっして面白くないわけじゃないんですが、目新しさとか驚きはなく、ある程度のところでオチは読めます。
かなり観やすい作品だとは思うので、サスペンス寄りのホラーが観たいなあという時に是非オススメしたい一本です。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
おじいさんが実は加害者だったというのはすぐに予想できてしまうんですが、共犯者がいたというのがミソですよね。
霊の目的は真実を知ってほしい、もう一人の共犯者をやっつけたいという事でいいのかな?
あれだけいろいろな現象を起こさせる霊なら、遠回しにアリッサに知らせるのではなく共犯者を直接呪い殺せそうなものだけど…。
家の外じゃ無理なのかなあ?でもアリッサがホテルにいる時にも出てましたよね。
おじいさんは死の直前に恐怖していたようだから、孫に対する罪悪感などから心に隙があったのかもしれない。
アリッサは元々情が深そうだし、そういう人にしか霊が干渉できないとしたら、あの共犯者は全く罪の意識も情もないから無理だった説あるかも。
ただやっぱり老人な上に持病がある人間は、縛っているとはいえ一対二じゃ若い子には勝てないよね…。
この規模の映画じゃ仕方ないけど、登場人物が少ないから怪しい人もすぐに分かってしまうのがちょっと残念。
そんな中でおじいさん本人だけでなく共犯者もいたというオチはストーリーとしてよく練られていたと思う。