こんにちは、みくろです。
先日、映画『死霊船 メアリー号の呪い』を観ました!
2019年製作。
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いつか自分の船を持ちたいと思っていたデヴィッドは、「メアリー号」という一隻の古い船を競売で購入する。
最初は乗り気でなかった妻・サラだったが、夫の夢を叶えるため、家族向けのクルージング船にしようと修繕を開始。
初めは順調だった航海だが、徐々に乗組員や末娘・メアリーの様子がおかしくなっていき、船内ではポルターガイストが発生し…。
ゴーストシップものが好きな人ならそこそこ楽しめると思う。
ただ如何せん船が小さいので、どうしても小規模でごちゃごちゃした印象を受ける。
ストーリーもあまり深掘りはされていないので肝心のメアリーの恐ろしさがいまいち伝わらなかったんだけど、逆に言うとめちゃくちゃ分かりやすくもあるので気軽に観れるホラー映画としては良いと思います。
海上で逃げられないというシチュエーションが一番怖い。
ゲイリー・オールドマンはいくつになっても渋かっこいいですね。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
船がきれいになって特定のエリアへ航海するまでは何もしないというのが、計画的な悪意ですごく嫌な感じでした。
こういうゴーストシップものって船自体が呪われているわけだけど、メアリー号の場合はある場所へ運ぶ事が目的っぽいので、他と違って霊魂になっても船に囚われるとか、彷徨い続けるみたいな事はなさそう。
夫婦の絆も重要なテーマだったけど、あの狭い船内に親子4人と妻の元浮気相手と娘の恋人がいるとか、ストレス溜まらない方がおかしい(笑)
たしかにメアリーは取り憑いて人間の体を乗っ取ったりと凶悪ではあったものの、いまいち怖さが伝わらなかったのはやっぱり船が小さいからだと思います。
視覚的にもそうだし、メアリー本体が出てきてもただ狭いところでバタバタしている感じがしました。
デヴィッドの最期もすごくあっけなくて、たしかに家族のために戦ってはいたけど、サラの取り調べでの熱さからするともっと自分を犠牲にして何かしたいみたいな印象を勝手に受けていたので(笑)
正直そんなにこだわる事か?と思われるかもしれないけど、ゴーストシップって船の大きさめちゃくちゃ大事なんだなと痛感させられた映画でした。