こんにちは、みくろです。
昨日、死霊館シリーズ最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』を観ました!
またまたエド&ロレイン夫婦が難題に挑む、実話をベースにしたホラー映画。
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1981年、アーニー・ジョンソンが男を22回刺して殺害した。
しかし、傍で目撃していた恋人デビーも含め、殺害当時アーニーには悪魔が憑依していたと無罪を主張。
アーニーは数ヶ月前にデビーの弟デヴィッドが悪魔祓いされる現場に立ち会っており、その時の悪魔が自分に乗り移ったと言うのである。
デヴィッドの悪魔祓いを請け負っていたウォーレン夫婦は彼を助けるため調査を始めるが、デビーの家の床下から恐るべきものを発見し…。
今回は少し怖さ控えめだったかな?
それよりも、司法で悪魔を証明できるか?悪魔を理由に無罪を勝ち取れるか?が主題だったと思います。
実話なので実際にこういうケースが起こった場合にどう証明するか気になりますし、今回はどちらかというとヒトコワ的な要素の方が大きかったですね。
あいかわらずクオリティーは高いので、死霊館シリーズ好きな方は今作もオススメです♪
日本に悪魔がいない理由
さて、今回は少し映画の感想からはズレるかもしれないんですが、この手の作品を見ると毎回気になってしまう「なぜ日本に悪魔はいないのか?」について書こうと思います。
※あくまで持論なので、正解があるものではありません。
今回のアルネ・ジョンソン事件のように、欧米では悪魔憑きを主張した裁判が実際に複数件あり、映画『エクソシスト』のような悪魔を題材にしたホラー映画もたくさんあります。
しかし日本では、所謂キリスト教的な宗教観における悪魔が憑いたという例は限りなく少ないと思うし(少なくとも私が知っている例はないです)、悪魔憑きと呼ばれるような状態に日本人がなったら、まず「悪霊」や狐憑きのような「獣霊」を疑われると思います。
それは根本的な宗教観や文化的な価値観が違うからだと思うんですが、だとすればそもそも「悪魔」や「悪霊」と呼ばれる人間に憑依するような存在そのものはいないんじゃないかと思うんですよね。
ただ、事実として悪魔憑きや獣憑きなど何かに憑依されたような状態を起こす人は存在するので、人間に悪い影響を与える目に見えない何かはあるのかな?とも思います。
それが表面に現れる時、本人がイメージする悪いものや負のイメージが宗教や文化によって「悪魔」だったり「悪霊」だったり違うので、国によって出方も祓い方も変わるのではないかと。
仮に日本人に欧米で起こるような悪魔憑きの例があるとしたら、私の理屈だとその人は『エクソシスト』とかそういうイメージの元になるような映像なり話を見聞きしてるはずなんですよね。
もしそういうのを全く見たことも聞いたこともなくて、悪魔という存在を知らないのにまさに欧米で起こるような悪魔憑きの状態になる人がいたら、私の持論は壊れるので教えてほしいです。
それと同じで、私の説だと今作のデヴィッドのように、まだそういう恐ろしい存在を具体的にイメージできないはずの子供に憑かれた例があるのを説明できないんですよね。
小さい子供ってどこまで宗教観や価値観が定まっているのかなあ?
日本人に悪魔が通用しないのはそもそも宗教的に悪魔を恐れていないからで説明つくんですが、だとしたら外国の子供に日本の妖怪やオバケの話を教え込んだらそういうものを見たり憑依されるようになるのか?
正解がある話ではないんですが、こういうのって気になりだしたら止まらないですね(´-∀-`;)
皆さんはどう思いますか?