前作『「超」怖い話』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、映画『「超」怖い話2』を観ました!
2017年公開。
前作に引き続き平山夢明さん原作、4話からなるオムニバスホラーです。
前作は各話に繋がりがなかったけど、今作は「前日にとある心霊スポットを訪れた友達4人組」という繋がりがあったのが良かった。
一話一話は全く違うお話なんですが、前の日に訪れた心霊スポットでの出来事を気にしてお互い連絡を取り合っており、その話の主人公に電話やメールをしてきた子が次の話の主人公…と展開がスムーズでした。
逆にそのせいで4話目が1~3話ありきになってしまったのは残念だったけど、全体としては結構面白かったです。
気軽に観れるので、B級ホラー好きさんは是非!
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「軋み」
明らかに音による仕掛けが多かった。
正直この手法は物理的に鑑賞者を驚かせる事ができるけど、(今回は車の)防犯用ブザーなどはずっと聞いていると不快になります(;'∀')
その不快感を狙ったんだと思うんですが、それはその映画自体がそうさせているわけではないので、もっと他の演出やキャストさんの演技でそう思わせて欲しかった。
「とばっちり」
シチュエーションが最悪ですね。
首を切った幽霊云々の話より、面接に行った先で何時間も待たされるというのが地獄(笑)
そういう意味では一番怖かった話かもしれない。
おかしな社員や清掃人など、脇役たちも良かった。
「撮影」
これはちょっと笑ってしまいました。
途中まで雰囲気あって良かったんですが、手首から血がブシャー!!!!でワーワーなってるところで思わず…(笑)
この話で全体に関わる前日行った心霊スポットの話が出るんですけど、おそらくその元凶のせいで怪異が起こる場所に引き寄せられているみたいな解釈でいいのかな。
この話も急遽撮影場所が変更になったようだし、殺させるために強い霊がいるところに送られたような気がしますよね。
「殲滅」
七人ミサキみたいな設定と、顔に番号が書かれた紙が張り付けられているなどビジュアルが良かったです。
ただこれ何で3人なんだろう?この話の主人公が殺されるという結果は変わらないにしても、ずっと仲良し4人組で描かれていたのに、これじゃ最初の子は普通に成仏しただけでは…。
それと第1話で廃墟に来る事となった原因の彼氏だけど、たぶん女の子を連れて来るために使われたんだと思うので、4話目ではあんな状態になっちゃって彼こそ最大のとばっちりではないかと思います。