#1160 『「超」怖い話』ネタバレあり感想と考察【映画】
#44以前はアメブロで投稿していたものです。
こんにちは、みくろです。
先日、短編映画『「超」怖い話』を観ました!
『「超」怖い話』といえば、かなり古くからある怪談本シリーズですよね。
原作は平山夢明さんで、3話からなるオムニバスホラーです。
B級ホラー感は満載なんだけど、映像としてはそこまでチープには感じなかった。
正直ストーリーとしては意味不明な展開がほとんどなんですが、それでもどこか不気味で惹きつけられる、不思議な怖さがありましたね。
ただ叫び声の演出が多すぎて、最初はそれで良かったんだけど、せっかく3話あるんだからそれぞれ違った怖さがあれば更に良かったと思います。
映像作品だけでもいくつか出ているシリーズなので、これを機に他も観てみたいです(*^-^*)
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「干瓢」
タイトルが絶妙に怖いというか、この話で「キャンプ」や「樹海」といった言葉を使わないところが逆に好きです。
正直ストーリーとしてはまともに話せる人が主人公しかいないので説明不足な点が多いんだけど、干からびた死体が元凶で、干瓢のように食べたり水に浸すことで元の体に戻りたいみたいな解釈でいいのかなあ?
先に来ていた二人はたまたま場所が悪かったんだと思うけど、見つけてもらうだけじゃなくて体を戻して欲しがってる感じが気持ち悪いですね。
「教育実習」
一番分かりやすくて怖かったです。
自殺した子が出るというのはあるあるな展開だけど、その原因となった母親の方も出るというのが面白い。
「うちの子、まだ帰ってこないんです」という言葉は、実際生前に捜し回ったんだろうなあと想像できるし、こうやってしょっちゅう学校にまで来ていたのかもしれませんね。
こうなってしまったのは学校がちゃんと見ていなかったからだとか、理不尽な恨みから特に教師側を狙っていそうだなと思いました。
お母さんの特殊メイクはそこそこ怖かった。
「廃墟」
これは映像だけじゃ全くもって意味不明で、どうやら原作を見ないと分からないところがあるらしい…?
映像作品として出すからにはそれってどうなのと思うけど、明らかにこの映画の中で一番怖そうな存在なのでどういう事なのか知りたい~(笑)
廃墟に着いた時に窓から何か見ているのは怖かったですね。
謎の言葉がずっと出てくるけど、何て言っているのか聞き取れなくてもどかしかった。
せっかく見た目や演出は凝っていたのだから、もう少しストーリーに力を入れたら良かったのになと思いました。