1作目『絶叫』についての記事はこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、映画『絶叫2』を観ました!
前作に引き続き2012年公開、14話からなるオムニバスホラー。
1作目がヒトコワ多めだったのに対し、今作は少し心霊寄りだったかな?
それでもやっぱり生きてる人が怖いって感じなんだけど、やたらとどんでん返しが多かった印象です。
個人的には正直1作目の方が怖かったなと思うんですが、『世にも奇妙な物語』とかちょっとした不思議や驚きがあるのが好みな人には今作の方が刺さるんじゃないかと。
ヒトコワ登竜門として良い作品だと思うので、グロ過ぎるのは嫌だけどヒトコワな話が観てみたい!という人には特にオススメです♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
今作も話数が多いので、特に印象に残った話をピックアップして書きます。
上にも書いたけど、今回はやたらシックス・センス系のどんでん返しが多かったですね…やっぱり脚本家の方も一度はやってみたいのかなあ(笑)
「お母さん」
お母さんがおかしくなった原因が不明だし(家のせいっぽいけど)、正直勢いで怖くした作品って印象なんですが、やっぱり母親がおかしくなる系って心理的にきますよね。
やっぱりどこかお母さんは自分を守ってくれる存在という潜在意識でもあるのか、母親が襲い掛かってくるのは無条件に怖いです。
「公衆トイレ」
一番ヒトコワとして怖かった話。
前作の感想でも書いたけど、仕掛けが『Not Found』に出てきそうな、エグいんだけどどうやって仕掛けたんだよ!っていう(笑)
いつも帰りに寄ってるトイレなのか?相手が入ってから仕掛けないといけないとかいろいろ穴はありまくりなんだけど、フィクションだからと開き直ってエグさに重きを置くのもそれはそれでアリだと思います。
部下から嫌われるような言動ばかりしていた主人公本人ではなく、子供に仕返しするというのがヒトコワとして一番怖かったところです。
「ママの頑張り」
一番リアルに起こりそうで怖かった話。
育児ノイローゼ中だと(実際は子供を失って精神的におかしくなっていたわけだし)、明らかにおかしい理屈でも怪しい商品を信じてしまう恐ろしさ。
宗教とかもそうだけど、心が弱っていると正常な判断ができないし、誰にでも起こり得る可能性があるという点で一番怖い話だったかもしれません。
「思い出せ」「心霊病院」「残響」
上述したシックス・センス系どんでん返しの3話。
所謂「実は自分が死んでいた」ってオチの類ですね。
この中だと「思い出せ」が短いながらもインパクトがあり、被害者→加害者→被害者と主人公の立場が変わっていくのも面白かった。
残り2話も悪くはないんだけど、順番的に「思い出せ」の後だから驚きに欠けたのはあったと思います。
-------------------------------
全体として可もなく不可もなくというと言い方悪いけど、この手のオムニバスホラーでは話にあまり優劣がないのは逆に良いことなので、安定して楽しめる作品だったと思います(=゚ω゚)ノ