『ほんとにあった!呪いのビデオ99』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』を観ました!
2023年公開。
ほん呪シリーズ100巻目を記念した劇場版!
普段はいくつかの単発映像に前・後編の検証が入る構成なんですけど、今回は単発なしで96分まるっと1本の映像について深掘りしていきます。
シリーズお馴染みの「お分かりいただけただろうか…」のナレーションをしている初代演出・構成の中村さんが、藤本さん率いる現スタッフ達と一緒に検証していくファンにとっては夢のような内容。
最新巻のナレーションを収録中、とある映像について「前に見たことがある」と中村さんが気付き…というところから始まる今回の怪異。
映像自体も気味悪く、撮られた経緯が分かるにつれ更に怖くなっていくという劇場版ならではの面白さでした!
特に過去作との繋がり等はないので、完全なシリーズ初見でも全く問題ないところは親切ですね。
逆に100巻を機に新規ファンを取り込んでいくぞ!みたいな気持ちも感じられて、ここで終わりじゃない感が嬉しかったです。
シリーズファンなら必見!
今まで観たことなかった人も是非これを機会に観てみてください(^O^)
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
感染症である疱瘡、それを神として病気を遠ざけたり逆に呼び込む儀式と聞くと、現代人なら嫌でもコロナを思い出してしまうと思います。
実際撮影時はコロナ禍真っ只中だったということで、それに絡めた怪異(呪い?)は心理的にめちゃくちゃ怖い(-_-;)
逆にそういった恐怖を刺激するのはズルい気もしたんですが、今だからこそ一番効果がある怖がらせ方だとも思うんですよね。
中村さんが演出をされていた初代に送られてきた投稿映像が、今になって全く別の人物から送られてきたという入りがまず面白い。
貴重な収録現場が見れたり、ナレーター自ら赴くことでナレーションに「私は…」という異例のフレーズが入ったりと、ほん呪といえば!と中村さんの声が定番化しているからこそできた試みだったと思います。
かといって現スタッフが目立たないわけではなく、調査方法や現代風の撮影に関しては逆に中村さんがウザ絡みしてるみたいに描かれていて(笑)、新旧関係なく(たぶん今までの全スタッフへ)リスペクトが感じられたのも良かった。
投稿映像も不気味だし、最後は中村さんに「心霊Youtuberみたい」と批判されながらもがっつり撮れていて満足度高い!
これからのシリーズも楽しみになるような良い劇場版でした!