※今回ちょっと辛口です。
こんにちは、みくろです。
先日、映画(?)『怨霊塔 都市伝説全集の地獄』を観ました!
2011年製作。
モキュメンタリーホラー。
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とある都市伝説の調査のため、危ないと噂される廃墟を取材することになった田口ら一行。
民俗学者・島貫の先導のもと、入ってはいけないという都市伝説がある「奥の部屋」を探す。
言われるがままに探索する一行であったが、霊感のある小糸が何かを感じ始め…。
この監督さんの他の作品が好きなので観てみたんですが、正直失敗だったかなあ(;'∀')
駄作と言わざるを得ないかもしれない…。
元々モキュメンタリーホラーは好きなんだけど、この手のジャンルって事象が起こる手前の調査や伏線が命というか、そこがうまく描かれてないように感じました。
あと、どこまでが演技か分からないんですが、とにかく女の子がうるさい(笑)
リアルさを出したかったのか?探索中はアドリブっぽい感じがしたけど、逆にそれのせいで無意味な発言が多くて、モキュメンタリーにそれはいらないんじゃないかと。
怖がってる様子は必要だとしても、「あ~」とか「うう~」とかは耳障りでしかないし、大事な情報はほとんど言ってくれないので極端に決められた台詞が少なかったんじゃないかと思ってしまった。
一応最後は怒涛の展開でホラーっぽさはあるんですが、ほとんど意味のない他人の肝試しを見せられてる感じであまりオススメはできないかもです。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
映り込む霊や、何かに取り憑かれた小糸さんは結構怖かったので、もっと演出としていろいろ出来たのではと非常に惜しい印象。
何か制約でもあったのかなあ?怖がらせたいのか女の子を見せたいのか、どっちにも振り切れてない感じがしました。
都市伝説を調べているという民俗学者が出てくるんだけど、話してる内容と訪れる廃墟の関係性がいまいち分からないし、若い女の子に怖い話して悦に入ってるおじさんにしか見えなかった…(笑)
結局あのバリケードみたいなものを通った先が「奥の部屋」だったのかなあ?
小糸さんが一瞬正気に戻って、自分がやらなきゃとかご先祖様にお守りくださいとか言っているところはかなり良かったですね。
でもやっぱり「奥の部屋」とか後ろ髪がどうこうとか、意味不明な都市伝説を匂わせて女の子がワーキャーしているだけの映像でした。