こんにちは、みくろです。
先日、映画『東京伝説 恐怖の人間地獄』を観ました!
2014年製作、原作は平山夢明さんの『東京伝説』。
5話からなるオムニバスホラーです。
「恐怖の人間地獄」という副題の通り、幽霊譚というよりは人怖です。
更に言うと、全て気味の悪い男性に女性が襲われる話。
そう聞くと似たり寄ったりな話になりそうだけど、どれもシチュエーションが全く違うので、毎回違った怖さや気持ち悪さがありますね。
どちらかというと怖いより気持ち悪いに寄っているかなあ?
特に男性陣の演技力がすごいので(特に5話目)、B級なんだけど女性目線で見ると笑えない恐怖がある。
そういう男性加害の人怖系が苦手な人には向かないけど、いろんなシチュエーションを楽しめるのでオムニバス好きにはなかなか面白い作品だと思います。
特に気持ち悪いホラーが観たい人には5話目を強くオススメします。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「立ち読み」
これタイトルが気になるんだけど、漫画喫茶で読むことを立ち読みって言うのかな?
内容としては、なぜ何度もかかってきて不気味に思っているのに非通知拒否やマナーにしないのかが謎だった。
おそらく別の個室に隠れていたんだと思うんですが、いろいろ設定に無理がある気がしますね。
「エンスト」
意外とよく出来ていたと思う。
こんな誰も通らないような場所をなぜ走っていたのかとか気になるところはあるけど、B級ホラー映画にありそうな設定とオチは意外と好きでした。
共犯がいて絶対に逃げられないようになっていたところが良いですね。
「ネックレス」
都市伝説系にありそうなお話。
ただ、誰が置いたか分からない手紙にホイホイ釣られる女性の行動が意味不明過ぎて無理がある(笑)
百歩譲ってジャングルジムまでは事前に仕込めるけど、最後のベンチはどうやったって今置いた物なんだから、こんな怪しげな手紙の主が近くにいるのに危機感なさ過ぎ。
「夜道」
これだけは生きた人間ではない説。
動機が全く読めないし、何だかちょっと妖怪っぽい感じもありますね。
「食べてはいけない」
これは本っっっっ当に気持ちが悪い。
いろいろ観ているけど、ここまで気持ち悪いのはめったに無い。
自分がちょっと潔癖症気味なのもあるんだけど、観ているだけで吐きそうになりました。
でもそれだけ人を不快にさせられるってホラーとしては大成功なので、耐性のある方には是非観て欲しい。