こんにちは、みくろです。
先日、映画『SMILE（スマイル）』を観ました！
2022年製作。
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医師のローズ・コッターは、幼少期に母親の自殺を目撃した自身のトラウマを抱えながら、救急精神病棟に勤務していた。
ある日、錯乱状態で暴れていると通報された若い女子大生が運ばれてくる。
彼女は数日前に教授が自殺するところを目撃しており、それ以来、邪悪で恐ろしいものが自分にだけ見えるという。
ローズが話を聞いていると、突然その女子大生が叫び声をあげて発狂し、目の前で笑いながら自殺をしてしまう。
非常に面白かった！
ここ数年で一番推したいホラー映画です。
監督はパーカー・フィンさんという方なんですが、今作が長編デビュー作ということで、またまた新進気鋭の楽しみな監督が現れましたね…！
ストーリー展開がとても分かりやすく、かといって単純過ぎるとか練られていないわけではなくて、最後まで飽きることなく楽しめました。
ホラー的な演出も見事で、「笑顔」が邪悪の目印になるというのも斬新だし、主人公がどんどん追い詰められていく様子がよく描かれていて怖かった。
ホラー好きなら必見！是非オススメしたい1本です！
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
あれは結局悪魔か何かなのかなあ？かなり悪質でいやらしいですよね。
幻覚を見せるというのがたち悪く、最後の実家を燃やすシーンの後の絶望感が見事でした。
誰かの自殺を目撃したら誰でもトラウマになってしまうと思うし、周囲もそれがきっかけで精神を病んでしまったと思いますよね。
そうやって病気に見せかけて孤立させるという手口がやっぱり悪魔っぽく感じる。
自殺を目撃してから死ぬまでに全員が同じ日数ではないので、好みのターゲットが現れるまで泳がせているとかだと更に嫌だな…。
ローズもそうだけど、女子大生の前の教授も兄弟を亡くした経験があったので、何らかのトラウマや罪悪感を抱えている人がターゲットにされやすい傾向はあるのかなと思いました。
最後にローズの自殺を目撃してしまったジョエルは、おそらく彼女を失って一番ショックが大きくトラウマになるだろうと選ばれたのか？
だとしたら人間の感情をかなり読んでいるので、狙われたら防ぎようがないし、自殺ではなく殺人をして逃れたとしても必ず目撃者がいることから人生終了は不可避ですよね。
根本的な解決策がないということで、現状ホラー映画界最強なのでは…？
倒そうにも今作のように幻覚を見せられたら太刀打ちできないし、第三者が介入できるようなものでもなさそう。
そもそも悪魔なのか正体も分からないので、続編出ないかなあ。
『スマイル』シリーズとしてでなくても、是非この監督さんの作品は今度も追っていきたいです。
