こんにちは、みくろです。
先日、映画『この子は邪悪』を観ました！
2022年公開。
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心理療法士である父・司朗と妹・月（るな）と3人で暮らす少女・花。
一見幸せそうな仲睦まじい家族であったが、5年前の交通事故で母親は意識不明の状態が続いており、父は片脚が麻痺、妹は顔に大火傷…自分だけ無事だった花は、今も心に大きな傷を負っていた。
しかしそんなある日、突然母親が帰ってくる。
「意識が戻ったのは奇跡だ」と喜ぶ父に対し、花は母親に強い違和感を感じ…。
タイトルなどからホラーサスペンスっぽく見えるんですが、ホラー要素は全くないので、そういうジャンルが苦手な方でも大丈夫だと思います。
かといって予告編で謳っているような謎解きサスペンスかというと、うーん…(-_-;)
キャストになにわ男子の大西流星くん（可愛い！）を起用しているし、ティーン向け映画の印象が強いかな。
正直ストーリーに関してはかなり早い段階で読めてしまうんですが、タイトルだけは最後まで分からないようになっていて見事な付け方でした！
よくよく考えたらかなり重い話なんだけど、そう見えないように作られているので、気軽な気持ちで謎解きを楽しめると思います！
逆に本格派を求めている方には物足りないかも…？大西くんファンは必見です！
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
上述した通りタイトルの付け方が見事で、『この子が邪悪』の「この子」が誰なのか、最後まで分からないようになっていたのは良かったと思います。
タイトルに対するミスリードを誘いたいならもう少し月ちゃんにそういう要素があってもよかったかな？
明らかに怪しいのは両親の方だったので、何かもっと他に目を向けさせた方が面白かったかもしれません。
正直ずっと「邪悪なお父さん物語」って感じだったけど（笑）、個人的に一番ゾッとしたのは、事故前からそれをやっていたという事。
人間を入れ替えたのは月ちゃんが初めてだったらしいですが、虐待している親をウサギと替えるのはそれより前から行っていたと言っていましたよね。
事故で家族を失いかけて頭がおかしくなったというならまだ理解できるんだけど、元から変な人だったんだなと(;'∀')
最後にお腹の子どもを自分のために殺したわけだし、家族家族と言いながらやっぱり自分本位な人なんでしょうね。
あれだけベランダなど人目がある場所で虫とか食べてたら奇病だと騒ぎになりそうなもんですが（共通点から父親も割り出されそう）、かなり閉鎖的な場所なんだろうか…。
そういうご都合主義なところは置いといて、何を伝えたいか、どう表現したいかなど、テーマ自体は分かりやすかったのも良かったと思います。
とにかく「分かりやすい」の一言に尽きるので、ちょっと不気味な映画に挑戦してみたい！という初心者さんにオススメしたい映画です。
