こんにちは、みくろです。
先日、映画『ヴァチカンのエクソシスト』を観ました!
2023年製作。
ラッセル・クロウ主演(ホラーは初らしい!)。
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ローマ教皇直属の祓魔師(エクソシスト)であるアモルト神父は、長年数々の悪魔祓いを行ってきた。
しかしその大半は妄想や精神疾患の類であり、そういった患者には適切な治療を勧める一方、真の悪に対しては徹底的に戦うという彼の姿勢は教会内でも賛否両論であった。
ある日、サン・セバスチャン修道院の跡地に、現所有者である家族が修繕のため引っ越してくる。
しかしそこで息子のヘンリーが悪魔に憑依され、地元の神父が呼ばれたのだが…。
もうラッセル・クロウ主演というだけで約束された良作だと思うのだけど、予想通りかなり面白かったです!
ジャンルは一応ホラーですが、わりと明るめでテンポよく進むので普段ホラーが苦手な人でも観やすいと思います。
逆に言うと怖さは控えめというか、所謂悪魔とのバトルものなので、奥深いストーリーとかホラー的な恐怖を求めている人には向かないかも。
ただこれ実話ベースというのがめちゃくちゃ怖くて、今作の主人公で実在したアモルト神父の著書を題材にしているみたいなんですが、悪魔がいるいないの真偽はともかく、こういった事象が実際に起こったというのが何より怖いですよね。
映画としても実話としても非常に興味深く面白かったので是非オススメです!
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
破天荒なアモルト神父と若く経験不足なトマース神父、二人の凸凹コンビぶりが面白くて是非シリーズ化してほしい…!
悪魔憑き系ってどうしても気持ち悪かったり嫌な感じになりがちだけど、今作はアモルト神父の人柄もあるのか、暗いとかジメジメした印象はあまりなかったですね。
エクソシストといえばやっぱり気になるのは悪魔の名前!
今回はアスモデウスということで、めちゃくちゃ強いみたいな描かれ方してたけど、ルシファーやベルゼブブなどと比べたら階級はそこまでなんですよね…。
階級的にはポケモンでいうジムリーダーポジぐらいのイメージなんだけど、それであんなに強いのか…。
サン・セバスチャン修道院に関しては全く詳しくないので、史実というか現実としてどういう扱いになっているかはよく分かりません。
ただこの映画としては当時の監督官や神父らは悪魔に憑依されていて、異端派の行き過ぎた行動もそのせいだったという説でした。
これは本当に賛否両論なのではないかと思うんですが、実際に悪魔のせいだった可能性もあるし、嫌な見方をすると教会の汚点隠しという解釈も有り得ると思います。
めちゃくちゃ現実的に考えたら集団ヒステリーとかね。
でもこればっかりは信仰上の問題でもあるし、簡単に正解が分かるものでもないと思うので、この映画としては悪魔憑依説でスッキリ解決したのが良かったです。
続編出してほしいなー!