こんにちは、みくろです。
先日、映画『怖譚 -コワタン-』を観ました!
2013年公開。
監督のお一人は『Not Found』シリーズの古賀さん。
全6話のオムニバスホラーなんですが、他と比べて話によって長さに差があるので、所謂「短い話をサクサク観る」という感じとは少し違うかも?
長いものだと30分ぐらいあります。
設定としてはありがちな展開が多かったけど、もちろん一工夫されていてオリジナリティは感じました。
ただ、じゃあめちゃくちゃ怖いとか面白いかというと可もなく不可もなくで、駄作でもないが良作でもないです。
オムニバスホラーが好きな人なら楽しめるとは思うので是非チェックしてみて下さい♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「集金人」
まず、よくこれをネタにできたなあと(笑)
この集金に関してはいろいろ議論されたり撃退法を紹介する動画なんてのもあるけど、こんなにがっつりネタにしているのは初めて見たかも。
でもこれって集金が目的というより(そもそも主人公は家主じゃないし)、一度見かけた時に「なにあれ」と言ってしまったのが聞こえていたんじゃないのかなあ…?
もしかしたらそれが自殺のきっかけになってしまったのかもしれませんね。
「異界からの招待状」
実は一番この話が好きです。
友達の家で心霊写真サイトを見ていたら、そのうちの一つが自宅のベランダだった…という話。
これってタイトル的にも偶然見つけたというよりは自分を認識させるための霊側からのコンタクトって感じですよね。
なぜそこで死んだかなど無駄な深堀りがなかったのも逆に良かった。
「理想のトモダチ」
オムニバスホラーで約30分という異例の長さ。
もちろんそれだけストーリーもしっかりしていたんですが、やっぱり冗長に感じました。
正直メンヘラ化してからはいっきに最後まで駆け抜けた方がよかったのでは?
不要に感じるシーンが多くてちょっと途中でダレてしまいました。
「ユウタイリダツ」
こちらは約3分という短さ(笑)
トイレに行きたくて目が覚めて戻ってきたらもう一人の自分が眠っている…!というだけの話なんですが、単純明快でこれはこれで好き。
「覗き魔」
都市伝説でよく聞く話ですよね。
特に目新しい展開はなかったけど、これってカメラで撮ってなければ何もなかったのかは気になりました。
「ベッドの下に…」
こちらも有名な都市伝説が元ネタですね。
友達の家に泊まったらベッドの下に男が隠れていて…という話。
たぶん部活だと思うけど、自分がスタメンから外されて試合に負けたから殺すってそこまでの情熱がすごいというか(笑)
本当に監督と寝ているのならその証拠さえ掴めばどちらも排除できるのに、わざわざ手間かけて殺す理由が分からなかった。
それぐらい憎んでいたって事なのかなあ…自分で手をくださない辺り、割に合わないのは分かっていたっぽいですけどね。