こんにちは、みくろです。
最近、(一応ジャンルはバラエティーになるのかな?)『三木大雲の「怪奇妙法伝」』という番組の配信を楽しみに見ています(*'▽')♪
三木住職といえば、だいぶ前にこのブログでも本の感想を書きました。
当時はまだ怪談本が好きぐらいでシーハナ等の番組は知らなかったんですが、今やいろんな怪談師さんがいる中で三木住職のことはかなりファンでして…!
Youtubeのチャンネル登録からTwitterのフォローまで結構追いかけて見てます(笑)
というのも、三木住職は現役のお坊さんですから、職業怪談師の中でも特にオンリーワンなんですよね。
実際にあった怖い怪談話からお経を読み解くという「怪談説法」が売りなんですけど、これぞ怪談の良いところというか、フィクション作品と違って考察ありきの実話だからこそ解釈の仕方がめちゃくちゃ重要だと私も思っていて。
怪談って語り手がどう解釈させたいかで話し方やどこをオチにするか変わるから、話す人によって本当に全く違う印象の話になったりします。
もちろん三木住職の怪談も怖いんだけど、ただ「死」や「呪い」といった強烈なワードで怖がらせるんじゃなくて、「死とは何か?」「生きている私達にできることは?」と考えるきっかけをくださるような話し方をされるんですよね。
正直私はただ怖いだけならフィクションでいいと思っていて、実話怪談は考察してそこから各々が何を受け取るかが楽しいわけですから、三木住職のようにそれをお経に当てはめるというのは斬新だし勉強になるなあ~と思います(*‘ω‘ *)
そういう意味では、いろんな怪談師さんが登場する怪談番組も面白いけど、三木住職に関してはじっくりお話が聞ける個別の番組や配信がオススメです♪
宗教とは
※以下は100%個人の感想で、特定の宗教や信仰を批判しているわけではありません。
三木住職の怪談説法を聞いていると、これぞ宗教だなと感じます。
もちろん本当の意味での宗教や信仰はいろんな儀式や訓えがあって一朝一夕で分かるものではないと思いますが、"一般庶民にとっての宗教"は分かりやすくてなんぼだと思うんですよね。
仏教だと浄土真宗、キリスト教だとプロテスタントのような、できるだけ多くの人が信仰しやすいようにいろんな宗派が誕生した歴史もありますし、庶民の生活に身近で興味を持ってもらえて分かりやすいというのが布教においては重要なのかなあと。
特に日本では「宗教です」と言って近付くとまず警戒されるでしょうし、私も鹿児島出身なので歴史的にお寺などとの繋がりが薄くなってしまった地域があるというのも実感しています。
そうした現代日本においては三木住職の怪談説法は興味を持ってもらうという点では非常に効果があると思うし、実際に分かりやすいので仏教を知る良いきっかけにもなりますよね。
私自身は無宗教ですけど、仏教に限らず話を聞いて良いなと思ったら取り入れるし、疑問を持ったら自分の中で考える、他者に介入せず干渉させず(無理な勧誘とかは論外)、自己の内面で蓄積させていくものが宗教なのかな?と個人的には思っています。
何か一つに感銘を受けたならその道一本で学んでいくというのもアリですし、私のようなのもアリ、全く何も信じないというのもアリ、それこそが信仰の自由ですよね。
三木住職を見ていて(「怪奇妙法伝」の#4ではまさにその話をされています)、これぞ宗教だなあと思ったので少し長々と書いてしまいました。
この手の話題で正解はないと思いますが、やっぱり何事も自分で考えてみるというのが大事だなあと思います( ˘ω˘ )