※簡単なあらすじとネタバレ含まない程度の感想あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』を観ました!
これ私も最初は気付かなかったんですが、ハリウッド版呪怨の4作目です(゚∀゚)
といってもスピンオフというか、前作までとの直接的な繋がりはないので単体として楽しめます(私も3は観ていない)。
------------------------------
とある森林地帯の車の中で変死体が発見された。
転属したばかりのマルドゥーン刑事も現場へ向かうが、先輩であるグッドマン刑事によると、車中に残された住所は過去に「ランダース事件」として担当刑事を狂わせた悪名高い屋敷がある場所らしい。
関わりたがらないグッドマン刑事の忠告を聞かず調査を進めるマルドゥーン刑事だったが、徐々にその屋敷に入った者たちの悲惨な最期が明らかとなっていく。
頭から手が出てくる…戦慄ホラー『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』予告編
一応本家『呪怨』の伽椰子が元凶ではあるんですが、もう全く別のホラー映画として観た方が楽しめるかな?と思います。
アメリカに舞台が移ってしまってる以上は日本独特の鬱々とした雰囲気を出すのは難しいし、伽椰子の恐ろしさって日本家屋のあの暗い階段や押入れだからこそだと思うので、あんな立派なお屋敷だとね(笑)
それでも一つ一つの演出や俳優陣(特にリン・シェイ!)の怪演は素晴らしいので、ホラー好きには一見の価値あり(*^^*)
うまくいってる夫婦は放っといてあげて
個人的にホラー映画の幽霊や殺人鬼って一つのキャラクターとして嫌いになれないところがあるんですが、正直『呪怨』の伽椰子だけは自己中過ぎてどうも苦手で。
例えば『リング』の貞子や『13日の金曜日』のジェイソンなどは、生い立ちや過去の出来事から生前はむしろ被害者であって、どこか同情できるところがあるんですよね。
逆に『ハロウィン』のマイケルや『エルム街の悪夢』のフレディのような根っからの殺人鬼に対しては、プロレスのヒール役に対する「やっちまえ!」感と似てるというか(笑)、これはこれで楽しく観れるキャラクターだと思います。
でも伽椰子って生前も完全なる弱者の被害者とも言い切れず、怨念の無差別さもとにかく理不尽で、『呪怨』って怖いのもあるけど伽椰子に対する不快感もホラー映画としての人気の一つなのでは?と思うんですよね。
元からうまくいっていない人の心の隙を狙うならまだしも、今作だって怨念による被害者のほとんどが家族仲に関しては何も問題なかった人達。
その理不尽さがどうしても「怨み」ではなく「妬み」に感じてしまって、何だかちょっと嫌だなあと思っちゃう(´・ω・`)
でもそれってホラー映画としては成功しているので、これからもシリーズが続くなら観ていきたいですね。
いつか本当の意味で打ち勝てる日が来るのかなあ?