前作『憑く 呪イガ映ル心霊投稿』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、『憑く2 呪イガ映ル心霊投稿』を観ました!
2016年製作、「憑く」シリーズ2作目にして最終巻(?)。
霊感の強い姉と心霊投稿の真実を追う妹が登場するシリーズですが、どうやら元はニコ生で配信されていた…のかな?
関連DVDのパッケージを見るに、元々「心霊姉妹」として活動されていたのか?その辺りはよく分からないけど、そういう流れがあったみたいですね。
今作も8本の映像(うち1本は前編・後編あり)を収録。
わりと単発映像は良かったんだけど、肝心の検証ありのメイン映像があまりパっとしなくて残念。
心霊姉妹が出てくるのはいいんですが、やっぱりどうしても「お姉ちゃん!?」とか笑わせにきてるでしょってシーンが間に挟まれるので、どんなに深刻で怖い雰囲気を出していてもそこで一旦空気が変わってしまうというか。
そういうメリハリがうまくいかなかったシリーズなのかなあ?
構成とか映像自体はそこまで悪くないと思うので、気になる方は是非チェックしてみてください!
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
数が多いので、特に気になった映像についてのみ書きます。
「駅」
1発目だったけど、今作で一番印象に残ったし怖かった。
反対側のホームに立っていた男性が一瞬で逆側の窓近くまで来ているという分かりやすい映像なんですが、男性の絶妙な表情と距離感がかなり良かった。
ただ首の話は蛇足じゃないかな~逆にもっと普通な方が怖さが増したかもしれない。
「オススメ物件」
詳しくは語られないながらも、内見に来ていた男性は何かを感じていたのかな?と察せられるところが良い。
さすがに直接見えていたら何かしら反応すると思うので、なんとなく嫌な感じがして…とかそういう感じなんだろうか。
というか、紹介してる側のこの態度は何か知ってるだろ~(笑)
こうやって短い映像でいろいろ考えられるところが面白いですね。
「参拝」
映像自体はよくある感じなんですが、なぜこれを最後に持ってきたのか?疑問。
前作から気になっていたんだけど、長めの検証の後に別の単発映像を入れて終わるのって珍しいですよね。
「首吊りの木」(前編・後編)
撮影者らに起こった出来事はわりと深刻だと思うんだけど、上にも書いた通り姉妹やスタッフ陣のやりとりが面白い寄りなので、撮影者が亡くなったと聞いてもそこまでヤバくなさそうな雰囲気になってしまうのがヤバい(笑)
他の単発映像も含めて内容自体は悪くないと思うので、たぶん流行らなかったのはここが原因じゃないかな~と。
茶番でも何でも、とりあえず深刻さや緊急性を感じられるようには演出してほしい。