こんにちは、みくろです。
先日、『映画 としまえん』を観ました!
2019年公開。
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大学生の早希は、数日後に留学を控えていた。
彼女の出発を前に高校時代の友人4人が集まって食事会を開いてくれたのだが、そこで数年前に行方不明となった同級生・由香の話となる。
由香と幼馴染であった早希は、友人らと集まる前に偶然彼女の両親と会っており、期限ギリギリのとしまえんへの招待券をもらっていた。
そこで5人は、その招待券を使ってとしまえんへ遊びに行く事になり…。
ずっと観よう観ようと思いつつ、タイミングを逃して今になった本作。
テーマパークが舞台の作品はたまにあるけど、たいてい廃墟だったり真夜中に忍び込むケースが多いので、心霊系でありながら昼間で営業中というのが新鮮で良かった。
怖さは控えめ。
内容的にもティーンエイジャー向けかなあ?どちらかというと人怖面の方が怖い。
がっつりホラー映画を楽しみたい人には向かないけど、気軽にさくっと観たい人やB級好きな人にはオススメ。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
これ由香の両親が確信犯かどうかで考察が分かれると思う。
そもそもまだ売れていないとはいえ手放した家にあのタイミングで戻っているのが怪しいし、子どもを失った中年夫婦に5人分のチケットが偶然手に入る事があるのかなあ…??
仮に偶然もらったんだとしても、ずっと持ち歩いているわけでもないだろうし、やっぱりあそこであのチケットを早希に渡すのが目的だったと思うんですよね。
期限ギリギリだったのも、実はずーっとあの家で早希が通るのを待っていて、たまたま会えたのがあの日だったとしたら…この考察が一番怖いかも。
としまえんの呪い自体は、発動条件が無意識にできるようなものではないので、正直なところ由香も含めて自業自得ではある。
そういう意味では理不尽に巻き込まれる系と比べて怖さは控えめなんだけど、やっぱり人怖的な意味で女の子達のいじめがエグい。
仲良しグループに入れながらはぶるってすごく孤独を感じると思うし、無視されたりしているわけじゃないから周りにも相談しづらいでしょう。
今作は主人公たちに向けた復讐譚でもあるから、最後はバッドエンドっぽいけど気持ち的にはわりとスカッとしましたね(笑)
舞台と同じでテーマパークみたいな展開のお話でした。
としまえん全体がお化け屋敷みたいでそこは面白かったです。