#1114 『紅い服の少女 第二章:真実』ネタバレあり感想と考察【映画】
#44以前はアメブロで投稿していたものです。
第一章についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、映画『紅い服の少女 第二章:真実』を観ました!
2017年製作の台湾ホラー。
今作も第一章と同じく、日本での公開は7年遅れた2022年になります。
--------------------------------------------
ある日、社会局で働くリーは、娘に対する虐待の疑いがあるリン・メイファの家を訪れる。
その家はたくさんの奇妙な札が貼られ、祭壇のある隠し部屋では体中に呪文が書かれた少女が発見された。
そんな仕事で忙しくしているリーだったが、未成年である一人娘のヤーティンが妊娠していることが発覚する。
問答無用で中絶させようとするリーに対し、反発したヤーティンは学校に行ったのを最後に失踪してしまい…。
まず、完全にストーリーが続いているため、前作の『紅い服の少女 第一章:神隠し』を観ておく事をオススメします。
登場人物も時系列もそのまま繋がっているので、正直観ていないと何のこっちゃ?になると思う(;^ω^)
第一章で猛威を振るった魔神仔がなぜ生まれたのか?元凶の真実が分かるというのはすごく良かったけど、映像面など少し粗が目立ってしまったのが残念。
前作は邦ホラーに通じるような不気味な恐怖があったけど、今作は霊能バトル系に寄ってしまったので、こうなると怖くなくなるんですよね(笑)
第一章が面白かった人、真実が気になる人は是非チェックしてみて下さい♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
個人的には、魔神仔の元が普通の人間だったことが少し残念だったかも。
もちろんあの山全体に何か不思議な力がありそうだし、この映画の魔神仔がそうだったというだけで他にもたくさんいるんだと思うけど、要は子どもの霊ですよね。
行方不明者たちや死者の霊だとしても、その集合体のようなイメージだったので、生前の記憶とか個々で対応できるものなんだなと思いました。
もっと山の神とか、日本でいう妖怪のような存在の方が、畏怖の意味も含めて怖かったかもしれない。
前作の「名前を呼ばれて振り向いたらダメ」というルール?もなくなっていて、普通に山に行って会おうと思えば会えるし、無差別ではなく狙った相手がいたなら前作の犠牲者は何だったの?と思ってしまいますね。
第一章のヒロインが悲惨な目に遭っていたのはホラーとしては良かった。
前作ラストからのイージュンの落差が更に第一章を引き立てたと思います!
虎爺が出てきた辺りで怪しい感じはしていたんだけど、霊能バトルとホラー的な恐怖を両立させるのはなかなか難しいですね。