簡単なあらすじと、後半ネタバレ含む感想・考察あります。
こんにちは、みくろです。
昨日、映画『クリーピー 偽りの隣人』を観ました!
ずっと原作『クリーピー』を読んでから観ようと思ってたんですが、なかなか読む機会がなくて数年経っちゃったのでもう先に映画から(笑)
-----------------------------
刑事である高倉は、犯罪心理学を学んで反社会性人格障害、所謂サイコパスによる殺人事件についての捜査にあたっていた。
しかしサイコパスを理解しているという傲りによって被害者を救えず、その失敗をきっかけとして刑事を辞めてしまう。
その後、犯罪心理学を教える大学教授になった高倉であったが、元同僚の野上から6年前の一家失踪事件について再度調査する協力を求められる。
新居に引っ越したばかりで奇妙な隣人に悩まされる中、6年前の事件を調べるうちに、衝撃的な事実が明らかとなる。
設定がものすごく怖い作品でして、余程の僻地でもなければ誰もが「隣人」っていますから、大なり小なり主人公に共感できる部分があると思います。
この映画の場合は一軒家ですけど、例えば賃貸マンションなんかは隣近所の人間が入れ替わってたって気付かないことの方が多いし、更にその隣人が本当に本人かどうかなんてあとから引っ越してきた人間には分かりようがない。
そういう意味では、かなり身近に感じる恐怖ですよね。
香川照之が演じたサイコパス感想
※以下ネタバレ含みます。
『クリーピー 偽りの隣人』は、サイコパスの異常性とそういう人物が普通の社会に紛れ込んでいる恐怖を描いた作品。
香川照之さんが演じた西野がそうなんですが(ものすごい演技でしたね…!)、ぶっちゃけ映画だけ観ると「こんなのすぐ分かるやろ~」というのが正直な感想だと思います。
原作はもう少し頭が良くて隙がないんじゃないかと予想してるんですけど、映画の場合は視覚的におかしい隣人を演出しないといけないので、どうしてもあんな感じで明らかに不自然だったりツッコミどころができてしまうんですよね。
正直映画の西野はそこまで頭が良くないんじゃないかな~と思うんですが(笑)、作中でも語られてる通り「混合型」、つまり「計画性や考えがあるようでないタイプ」が実は一番予測できないものなのかもしれません。
「何が望みだ?」「え、別に何も」ってやりとりがありましたけど、理由のない犯罪ほど厄介なものはない(´・ω・`)
ちらっと見た限りだと原作はだいぶ話が違うようなので、そちらの方もまた読んでみたいと思います!
うちのお隣さんは大丈夫かな…?