#1551 『封印映像60 呪い声』ネタバレあり感想と考察【心霊ドキュメンタリー】
#44以前はアメブロで投稿していたものです。
前作『封印映像59 ひねんま』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、心霊ドキュメンタリー『封印映像60 呪い声』を観ました!
2022年製作。
今作も3本の単発映像に1本の検証。
といっても、今回は検証らしい検証はしていないというか、現地に行って話を聞いただけって感じでしたね。
ただやっぱり1本1本の映像が長めなので、ストーリー性という意味ではなかなか面白いシリーズ。
映像自体もシチュエーションや撮り方が被らないよう工夫されていて、飽きにくいし、いろんなバリエーションがあるのは良いと思う。
心霊ドキュメンタリーあるあるな、プロデューサーやカメラマン男性と女性スタッフのちょっとしたやり取りは一応このシリーズでもあります(笑)
でもやっぱり他と比べて硬派というか、そこまで言い争ったり揉めることはないので、キャラクター性は弱いけど落ち着いて観れるのが◎。
さすが60作以上続くシリーズ、安定してますね。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「墜落したドローン映像」
個人的にドローン系の映像好きなので、今作のも楽しめました。
撮影者と距離があるから、有人でありながら無人カメラのような状況になり得るところがホラーと相性良いですよね。
てっきり死体を映してしまってその霊が…みたいな展開かと思っていたので、ゾンビ系(?)で、しかもその周辺で事故や事件は起きていないってオチも逆に良かった。
生きている人って可能性もゼロではないから、人怖としての考察もワンチャンあり。
「呪物」
持ち込んだ本人も嫌がる封印された映像っていうのは面白いんだけど、具体的にどう障りがあるのかという部分が分からないから怖さが全くない。
井戸に原因があるっぽい事と撮影中にトラブルがあったというのは分かるけど、それぐらいだと他の映像でもよくあるというか、むしろ心霊ドキュメンタリーってそんなのばっかりじゃんと。
「ホラー映画」「井戸」というところから、映像を見た人にも影響が…って察して欲しいとしたらあまりにも安直すぎる。
「デイデンボメ」
このシリーズは妖怪とかUMAをよく出すけど、今回はダイダラボッチかな?
不気味な印象は受けますが、映像自体はそこまで怖くない。
ただ前を向くと夜、後ろを向くと昼という切り替えは面白いと思った。
明らかに夜の方へは行ってはいけない異界的な雰囲気があるし、たぶん動物の内臓があった辺りを境にしていると思うので、何らかの境界があったようにも見える。
「呪い声」
分かりやすい因果応報。
本当の声優さんなのか?「開けて!」とか「怖い!」が鬼気迫る感じで良かった。
ただ現象やオチに関してはよくある展開で目新しさはないです。