『劇場版 ほんとうにあった怖い話 2019 冬の特別篇』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、『劇場版 ほんとうにあった怖い話 2020 呪われた家』を観ました!
2020年公開。
全2話ですが、繋がりがあるので実質1本の長編と言っていいと思います。
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祖母が亡くなり、父母と共にとある田舎を訪れた汀。
祖母の家といっても疎遠で関わりがなかった汀は、初めて訪れたその家になんとなく嫌な雰囲気を感じていた。
本来その家には祖母と共に父の弟である叔父・洋二が住んでいるはずだったが、役所の職員が亡くなった祖母を発見した時にはその姿がなく行方不明となっていた。
そんな時、近隣の住民が祖母ではなく洋二のために弔問に訪れ…。
元がオムニバスホラーシリーズとはいえ、劇場版として一本のストーリー化したのは良かったと思う。
とある「呪われた家」に二人の主人公が訪れることになるんですが、それぞれ関係はなく全く別の視点から見ていて、前半で起こった出来事を後半で回収するような構成が分かりやすかったです。
オチがちょっと残念だったけど、シリーズの他の作品と比較するとストーリー性があって面白かったと思います。
とはいえシリーズ内ではという話なので、1本の映画として評価するとまたまたう~~~~ん!!(-_-;)
後半主人公の和田琢磨さんがかっこよかった。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
高齢の母親が息子を介護しなければならない状況で、一人になりたくないからと魂呼ばいしたけど失敗し、送り返そうとしたら梯子から落ちて亡くなってしまった…という背景はなかなか良かったと思う。
だから未だに家には洋二の皮を被った何者かがいるというのは怖いし、おそらく母親の魂もあの世に行けずに彷徨っていて何だか切ない。
ただどうしても映像としては顔色の悪い生きているおじさんがウ~ウ~言いながら暴れているようにしか見えないんですよね…(笑)
幽霊ともまた違うから透けさせるのも違うのかもしれないけど、せめてもう少し異形感を出せなかったんだろうか。
母親の方は暗がりにじっと立っているだけで怖い雰囲気はあったんですけどね。
洋二は動きのせいなのかなあ?全然怖くないし、むしろ何を見せられているんだろうと冷める瞬間が多かった。
あれなら逆にもっと普通の人間っぽい言動をしていた方が怖かったかもしれない。
あと最後のオチは本当残念。
体験者が語っている風の作品で一番やってはダメなパターン。