#1033 『ぞくり。怪談夜話~投稿実話物語 怨~』ネタバレあり感想と考察【ドラマ】
#44以前はアメブロで投稿していたものです。
前作「投稿実話物語 邪」についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、ドラマ『ぞくり。怪談夜話~投稿実話物語 怨~』を観ました!
投稿実話物語シリーズ6作目、今回も全5話です。
最近のシリーズの中だとなかなか怖い話や演出が多かったように思います。
何より導入部分が良かった!
「これは私が〇〇の頃に体験した話です…」というのは前作までと共通しているんだけど、そこから更に「あんな目に遭うとは思わなかった」とか「この件は今でも…」とか現在の心情が語られているのが個人的には好きです。
ホラーにおいてはこういう最初の期待感も大事だと思うので、特に投稿実話系なら体験者が生きている前提だから上げやすくて良いですね。
安定のクオリティでした、次作にも期待!
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「赤い靴」
これ霊の出方が結構怖かった。
特に何かしてくるわけじゃないんだけど、ちょっとずつ近付いてくる、ずっと見てる、本当これだけで十分なんですよね。
店長は何か知っているのかな?もしかしたら関係者?と想像の余地がある終わり方も良かったです。
「怨結び」
めちゃくちゃ理不尽(笑)
あと主人公と霊に元々接点はないことから、特定の女性ではなく誰でもいい感があって嫌ですね。
それにしても男性が写り込んでいるだけで友達にいろいろ言われちゃうのか…今の若い子は大変だなあ(´-∀-`;)
「刷る」
事象自体はそこまで怖くないんだけど、元の事件自体は似たような事が本当に起こっていそうで怖い。
机じゃないとしても、この話のように当時の強い感情が残った物って実際あると思っていて、特に戦時中の物は惨さや切なさもあって胸にきますね…。
「道導」
謎の矢印と漢数字という訳の分からなさが不気味で良かった。
ただ状況を説明するためとしても、主人公の独り言がすご過ぎて気になったのは私だけだろうか(笑)
友達に何が起こったのか謎が残る感じは、心霊というよりは都市伝説とかオカルト要素が強くて逆に怖かったです。
「着る」
まず約10分という短い話にしては情報量が多くて混乱した。
一人称が「僕」でも別にいいんですが、詳しい人物紹介ができない短編作品においては、呼称や性別、喋り方である程度は差別化しないといけないわけで。
声で女性というのは分かったけど、ボーイッシュな子が二人いたせいでどちらが体験者なのか分かりづらく、おそらく女性が男性ものの服を探すのに便利なお店なんだろうけど霊は髪が長い子で、でもその子もボーイッシュな服を着ている設定で…(◎_◎;)
この話を作るなら、ボーイッシュな見た目の子は体験者一人にして、霊がその子に似ているとかそういう感じにしないと本当に混乱しました(笑)