絶叫編『まえ すごい顔』『うしろ 記憶』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
怪談新耳袋シリーズ、ドラマ版としては最後の『怪談新耳袋 百物語』を観ました!
絶叫編が二部構成の短編ドラマだったのに対し、今作は初代シリーズと同じ形式の10話からなるオムニバスホラー(101~110話)。
2010年放送です。
当時の自分の年齢が主人公らと同じぐらいなので、持ち物とか制服がドンピシャ世代というか、こういう格好してたな~とただただ懐かしかったです(笑)
心霊や異形のものに振り切っているところもGOOD。
ヒトコワはありません。
ショートドラマとしてなかなか面白い話が揃っていると思うので、シリーズファンはもちろん、ホラー好きなら楽しめると思います♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
話数が多いため、特に印象に残った作品について書きます。
101話「スリッパ」
これ事象が結構怖いですよね。
ただスリッパが置かれているだけなんだけど、毎回ギョッとするし、最初は他のスリッパと並んで置いてあったのがだんだんこちらを向いて置かれるようになるのが不気味。
でも無理に泊めてもらったあげくに「大嫌い!」とか言っちゃう主人公の神経は疑う(笑)
桜庭ななみちゃんの気が強そうな演技も相まって、友達が気の毒でした(´-∀-`;)
103話「ついてくるもの」
見た目や事象云々ではなく、なぜ狙われたのか分からない理不尽さが怖かった。
たまたま通りかかったからなのか?あそこまで執拗に迫られる理由が分からないですよね。
服装的に軍人さんだと思うんだけど、行進の音はするのに最初は一人だし、なぜあんな動きで歩き回ってるのかもよく分からない…(笑)
最初は脚を失ってしまった軍人さんの霊で、主人公が「脚…」と言ってしまったから追いかけてきたのかと思ったんですが、そうでもないみたいなので主人公の発言も???でした(´・ω・`)
108話「隣の女」
これ初代シリーズの76話と全く同じ話です。
所謂「傀儡もの」なんですが、服やマスクなどで極端に体を隠している隣人が実は人形で…というタイプのお話(たしか別シリーズに藁だった話もありますよね)。
この手の話って人形よりもそれを連れている人間が怖い。
今作の場合だと明らかに他者へ危害を与えるための人形っぽいし、目的もよく分からないからいろいろ怖い想像しやすいんですよね。
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やっぱりこのシリーズは安定していて面白いです。
全年齢でグロやエグさは皆無なので、怖い話好きな子供さんにも向いてるシリーズだと思います(=゚ω゚)ノ