絶叫編『左 黒い男たち』『右 牛おんな』についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
引き続き、怪談新耳袋シリーズ観てます!
今回は絶叫編『上 ぶぅん』『下 ぎぃ』について。
左・右から1年後の2008年放送。
主演は大政絢さんです。
前作からの続編要素はありつつ、ホラードラマとしては格段にパワーアップしている印象。
というのも、左・右は単純に怖い対象がいてそれに追われたりといった話だったんですが、今回の上・下は少しヒトコワ要素も入ってるんですよね。
当時はまだヒトコワという言葉はなかったと思うけど、ちょうど2ちゃん系の怖い話がまさにリアタイで書き込まれていたぐらいの時期じゃないかなあ?流行り始めぐらいだと思うんですよね。
特に『ぎぃ』の方は結構怖いので、ホラー好きな方にはオススメです。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
絶叫編『上 ぶぅん』
『左 黒い男たち』の続編になります。
最初は続編と知らなくて何系の話なんだろうと思っていたんですが、さちこちゃんが出てきた辺りで「おやぁ…?」と( ˘ω˘ )
前作ではあの丘みたいな所が危ないみたいな感じだったけど、ヨロイ山ならどこでもそんな感じなんですね。
撮影クルー達をあんなに仲悪くする必要あったかな?とは思いますが、やる気なくてグダグダだからこそ急遽撮影場所を変えないといけなくなったわけだし、ピリピリした不穏な空気がホラーとしては逆に良かったかも。
やっぱり黒い男は滑稽に感じちゃうんですが(笑)、なかなか顔が見えない最初は雰囲気あって良かったと思います。
絶叫編『下 ぎぃ』
これ当時録画して何度も観ていたので、今でもしっかり覚えていました!
子供が怖い系のお話だけど、加藤清史郎くんの演技がうまくて良いですよね。
元ネタは何なのかなあ?結局「ぎぃ」が何かは分からないままなんですが、元々家にいた何かなのか、少年が生み出したタルパか。
フォルムだけだと太ったおばちゃんに見えるんだけど(笑)、顔や腕の感じだと人形っぽいんですよね。
元々攻撃的な素質のある子供が寂しさから人形を依り代に生み出した者とか、そんな感じでしょうか…。
デカいおじさんにも見えるけど、やっぱり丸みが女性っぽいので、お母さんを求めていたのかもしれないですね。
正直ぎぃよりも子供の方が怖くて、最後の方でひたすら「ぎぃー!ぎぃー!」と高い声で言い続けるシーンが個人的には一番怖かったです。
子供の中に大人の男性が入ってるんじゃないか…?と思わせるシーンもちょいちょいあって、映画ならもう少し深堀りできたかもしれない良い内容でした。
子役ってすごいね…。