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#478 『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』と匿名性の怪物が本物の怪物を生む【映画】

#44以前はアメブロで投稿していたものです。

※簡単なあらすじとネタバレ含まない程度の感想あります。

 

こんにちは、みくろです。

先日、映画『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』を観ました!

スレンダーマン 奴を見たら、終わり (字幕版)

 

アメリカで有名な都市伝説「スレンダーマン」を題材にしたホラー映画です。

最近では日本でも知ってる人が増えましたよね(゚∀゚)

 

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女子高校生のヘイリーたちは、いつもの仲良し4人組で遊んだある日、男子たちが話題にしていたのを真似て、スレンダーマン召喚の儀式を行う。

それはPCサイトに書かれた手順通りに動画を見るだけの単純なもので、最初は半信半疑であったものの、何となく恐怖心と違和感が残る映像であった。

 

次の日、4人の中の1人ケイティが行方不明となる。

残された3人は近付くスレンダーマンの影に怯えながらもケイティを見つけるため彼女のPCを調べるが、オカルトサイトで知らない人物とチャットのやりとりをしている履歴を発見する。


www.youtube.com

 

ネットを通して感染していくというのが現代らしいホラーだなと思いました。

元々子どもを拐う怪物なので、ティーンエイジャー向けの都市伝説といえばそうなんですが、あの背の高いシルエットや遠くの方でじっとこちらを見ている姿は大人が見ても怖いですよね。

 

そもそも都市伝説って心霊現象なんかより余程怖いものが多いので、題材からして面白くて怖い作品でした(*^^*)

 

伝承が本物の怪物を生む

スレンダーマンってここ10年ぐらいで出来た本当に新しい都市伝説で、発祥というか、実は創作したご本人も分かっていて著作権登録までされてるってご存知ですか?

 

完全に創作だと分かった状態でここまで広まるというのがある意味でものすごく不気味で、みんな内心では嘘だと分かっていながら真実であるかのように広げ続けた興味深い現象らしいです。

 

ネット社会というのが主たる原因だそうですが、匿名であるが故に「友人が見た」「家族が見た」「自分も見た」と信憑性の低い情報がどんどん拡散されたんでしょうね。

でも錯覚も含めて実際に見たと本気で思っている人もいるでしょうし、そうなってくると本当に可視化できるようになるらしいので(タルパみたいな)、集団妄想が本物のスレンダーマンを生んだ可能性も否定できません。

 

実際にスレンダーマンに命じられた?か何かで殺人未遂事件が起こってますから、ここまで現実に影響すると存在しているようなものですしね…。

 

吸血鬼や雪男といった昔から語られる怪物も同じように人から人への伝承で生まれたんでしょうけど、それを真似したり崇拝する人間が現れると「いるのと同じ」だと思います。

そういう意味ではこのネット社会はあらゆるモンスターを生み出しやすい環境なんですよね。

 

都市伝説ってほとんど嘘だと分かっていながら1%の「本当かも…?」を楽しむものだと思うんですが、怪物だと騙る生きてる人間がやっぱり一番怖いなあと改めて感じました(´・ω・`)

 

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