こんにちは、みくろです。
先日、心霊ドキュメンタリー『流出封印動画3』を観ました!
2013年製作。
このシリーズに関しては前にちょっとだけ書いた記憶があるんですけど、
個人的にかなり好きだったシリーズの1つ。
結局5までしか出なかったのかな?あまり高い評価はされていない印象ですが、これは時代もあったんじゃないかなあと思います。
10年前ぐらいって個人で動画を撮る人が増えたタイミングで、ネットの普及もあってこういう動画系の心霊ドキュメンタリーが激増したんですよね。
一般人が撮影した映像系だからこそのリアルさが求められた時代だったと思うので、『流出封印動画』シリーズのような長丁場でストーリー性があるものは流行りから若干ズレてたんじゃないかと思います。
ただ個人的にはかなり好きでして、今作も初見ではないんですが、やっぱり何度見ても面白かった。
リアルさを求める人には向かないけど、短編ホラー映画を観る感覚というか、この手の心霊ドキュメンタリーの中ではダントツで観応えがあります。
逆に今の方がこういうしっかりした作りの映像は求められるのでは?
まだ観たことがない方は是非チェックしてみて下さい♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「怨霊物件」
1つ目から20分クラスの7日間にわたる記録映像。
事故物件の告知義務解消のために短期間だけ借りるというアルバイトをしていた大学生が撮影したもの。
事故物件といっても部屋の中で何かが起こるというわけではなく、共用廊下から日ごとにハイヒールが近付いてくるとか、最初はとにかく不気味なだけ。
でもラストはたたみかけるように怪異の連発、全くその部屋とは関係ない女友達の家に現れたり霊がやりたい放題で好き(笑)
廊下から覗いている顔が見えたと思ったら次は玄関にハイヒールがあったところが一番怖かった。
「人形の部屋」
定点カメラで撮影していた段階では全く動かないのが良いですね。
人形におちょくられている感じが面白かったです。
「トンネルで振り返るな」
こういう映像でリアルさを出そうとしていたのかなあ?
むしろその辺りは無視してガンガン見せていく方がこのシリーズには合っていたように思います。
「悪夢みる少女」
最後の手紙で真実が分かる系。
子供にとっては再婚相手の義母が優しい人で良かったですよね…。
個人的に大人が「痛い~痛い~」と苦しんでいる姿は無条件に怖いので、父親が刺されたシーンは霊よりもその声の方が怖かった。
「屋根裏の祈祷」
どういう状況!(笑)
でも映像的には口を開けているのが怖かったです。
「呪いの三面鏡」
B級ホラー映画を1本観たかのような満足感。
核心に迫る前からいろいろ映り込んでいて、最後に答え合わせ的なスロー再生があるんだけど、これが意外と見えてなかったりするんですよね。
ちょっとゾンビっぽい感じもあって最後は訳分からない展開になっていくんだけど(笑)、窓から覗かれていたところは怖かった。
ただタイトルの「呪いの三面鏡」が弱いというか、たしかに元凶ではあるんだけど、もっとそこは掘り下げて欲しかったです。