こんにちは、みくろです。
先日、映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を観ました!
2022年公開。
『ジュラシック・ワールド』三部作の第三作目にして完結編になります。
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イスラ・ヌブラル島の大噴火から4年、島から救い出された恐竜たちは、世界中に放たれ保護されていた。
オーウェンとクレアはメイジーと共に山奥で暮らしながら恐竜の保護活動に尽力するも、密猟者たちが後を絶たない状況であった。
そんな中、巨大化したイナゴが大量発生する事件が各地で多発、古植物学者のサトラー博士はそれが巨大企業バイオシン社が関わっているのではないかと予測する。
サトラー博士は調査のため、かつてジュラシック・パークで共に生き残った同僚グラント博士と、マルコム博士の手引きでバイオシン社へ潜入する。
『ロスト・ワールド』で初めて恐竜が町で暴れ回ったシーンにはワクワクしたが、ここまで周知の事実で共存していると、恐竜という存在に対する恐怖や感動は薄れてしまいますね。
そういう意味では全シリーズ作品の中で一番ハラハラドキドキ感はなかったかも?
ただ、グラント博士やマルコム博士など、ワールドシリーズのオーウェン達との共演はファンにとっては嬉しい展開でしたよね(*^-^*)
分かる人には分かる初代『ジュラシック・パーク』オマージュが散りばめられていて、ストーリー的にもこれまでの作品を全部観ていた方が楽しめると思います。
映像はやはりすごい!シリーズ好きな人は是非チェックしてみて下さい♪
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
ここ数年「恐竜には毛が生えていた」という説が出てきているのは知っていたけど、バイオシン社の研究でそういった個体を作り出していたのは面白いと思いました。
やっぱり私の世代だとティラノサウルスのイメージが強いんですが、最近だと最強はギガノトサウルスだとか、草食でありながら強暴なテリジノサウルスなど、現実世界でもこの30年間で新たな説がたくさん出ていますから、それが映画に反映されていくのがこのシリーズの好きなところです。
正直今作のストーリーはおまけ程度というか、どちらかというと初期三部作とワールド三部作を共演させることが目的だったように見えました。
上にも書いたように他シリーズと比べて(人間が住んでいる場所というのもあると思うけど)恐竜の自然な感じが出ていなくてハラハラ感が薄いですし、どこまでいっても人間が管理していくといったヒトの傲慢さのようなものが少し不快で。
初代の『ジュラシック・パーク』シリーズはそうした人間のエゴを否定する、管理しようとして失敗した話だったと思うんですが、ワールドシリーズは人間と恐竜の共存を描いているようでありながら、明らかに生態系を壊す行為ですよね。
たしかに噴火で島に住めなくなったから仕方ない面はあるけど、現代の野生動物たちと共存できるかはかなり疑問。
強さも大きさも圧倒的に違うし、肉食恐竜は隔離するにしても、植物などの数も限りがあり、今いる生物たちで回している食物連鎖が崩れるのは間違いないですよね。
まあフィクションだからと言われたらそこまでなんですけど、元々環境問題や人間以外の生き物との共存を描いたシリーズだと思っていたので、完結編のストーリーはちょっと残念に思いました。
ただ新旧主人公の共演はやっぱり熱い!
マルコム博士が灯りで誘導するシーンなんてのも懐かしくて良かったです(笑)
何だかんだ言ってやっぱり映像はすごいので、迫力あるシーンは楽しめました!