前作「恐すぎて眠れない物語」はこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、『ぞくり。怪談夜話~呪われた制服女子~』を観ました!
今作は7話からなるオムニバスホラー。
パッケージにも書いてあるんですけど、メイド・調理師・女子高生・警備員・OL・白衣など、制服女子たちの怖い話。
このシリーズって必ずテーマが決まっているんですけど、今回の「制服女子」みたいに、なかなかピンポイントなところが面白いですよね。
たまに無理やり感あるけど(笑)、細かくジャンル分けされているおかげで他ではあまり見られないタイプのお話があって良い。
今作も王道から面白い話までいろいろあって、オムニバスホラーとしてはなかなか高評価だと思います!
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「夜の女子高生」
まず、これを女子高生に区分してもいいのか…?(笑)
清々しいまでに善人が一人も出ないので、あまり嫌な気持ちにならずに観れるという点で最初の一話にふさわしい。
若い方の男だけが逃げ得っぽいけど、この後が大変そうですね。
「呪いのメイド喫茶」
単純にドーン!バーン!でビックリさせる系のお話。
短いですし、こういうのが一つ入っているのは良いと思います。
「OLの憂鬱」
これ結構好きです(笑)
こういう場で故人がいかに淫乱だったかを語るというシュールさ、たまに褒めているようにも聞こえるのがまた面白い。
それを言われた霊も特に気にしていない様子だし、何だかんだでうまくいってる職場なんだろうなとか思ってしまうのも良いですね。
「料理教室」
調理師さんの方がちょっと悪く描かれているけど、これは普通に理不尽だと思いました。
急なキャンセルされた上にやっぱり行きますと言われれば内心「え~」となるのが普通だし、調理師さんの反応的にたぶん以前にもあったんでしょうね。
まあ「本当に事故か?」みたいな反応はさすがにまずいですが、それでも納得いかないなあ(笑)
「警備員の秘密」
起承転結しっかりしていて面白かったです。
廊下の奥に佇んでいたり、徐々に近付いてくる描写も怖かった。
オチも二重になっていて、最初にヤバそうだと思わせた男性社員が善人ではなくやっぱりヤバい奴で、主人公が更にヤバかったというのも良かったです(これだと三重オチかな?)。
「高校の思い出」
これが本当の女子高生の話ですね(笑)
美術室に戻って来なければ回避できたのかな~それとも何かしら呼ばれていたのだろうか。
「優しさの限界」
観終わって、タイトルが良いと思いました。
こういう事って本当に現実で起こっているんだろうなと思わせるお話でしたね。
もちろん殺害なんてのはめったに起こらないでしょうし、家族に復讐されるというのもフィクションならではだけど、日常的に介助側が嫌がらせを受けたり、ストレスで虐待をしてしまうケースもあるのではと思います。
ただ「こえ~!」だけでは済まされない、いろいろ考えさせられるお話でした。