VOL.4についてはこちら↓
こんにちは、みくろです。
先日、ドラマ『2ちゃんねるの呪い VOL.5』を観ました!
今作も5話からなるオムニバスホラー。
1つ前のVOL.4がすごく良かったので、正直それと比べると少し劣る気はしたんだけど、シリーズ通して考えると今作もなかなか良かったです。
何より有名な話が多くてイイ!
初期の頃と比べて最近は話に無理やり掲示板を入れ込んでいるような、2ちゃんねるの呪いという設定に縛られているような感じがあったんですよね。
今作もまあちょっと無理なところはあったけど、2ちゃんの掲示板文化だからこそ有名になった話をうまくドラマ風にアレンジしていて、違和感が少なかったです。
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
「異世界に行く方法」
個人的に元ネタが結構好き。
ただ映像化するといまいち…って作品が多かったので、今作は彼女の自死やブラック企業に勤める主人公といった設定がうまく活きてて良かった。
何より途中で乗ってくる女性が素晴らしい…!
他の作品だと明らかに普通じゃない幽霊みたいな女が乗ってくるけど、今作は見た目も言ってることも特におかしくなくて(強いて言えば「お疲れ様です」は「お憑かれさま」とかけてるかも)、逆にそれが怖かったです。
「きさらぎ駅」
これまた元ネタが超有名。
掲示板でやたら細かく教えてくれる人物が怪しいんだけど、単純に考えたら誘い込むための罠ですよね。
きさらぎ駅側の住人が書いてるのも怖いけど、悪意ある人間がどうなるか分かってて誘導しているパターンだともっと怖い。
「電話 でろ」
これはちょっと無理やり過ぎな感じがしました。
男が殺されるのはまだ分かるけど、彼女に対してはただの逆恨みだし(途中でひどいメールは送ってるけど)、「沙祐」が「シネ」というのもちょっと…(笑)
元々会おうとしているから、一応実在する人物で、逆恨みからのストーカー呪いパターンだったのかな…?
「ヒサルキ」
子どもが怖い話。
元ネタを知らなかったんですが、ヒサルキとは動物を虐待する存在で、名前のイメージから猿とか獣の姿で描かれることが多いみたいですね。
今作では母親から虐待されている子どもがオカルト雑誌編集部で働く女性をヒサルキまで誘導するという、設定だけでもよく分からない話に…(笑)
オチもいまいちでした。
「ポストに変な手紙が入ってた」
父親の過去のせいで母親と息子がとばっちりを受ける話。
相手に直接復讐するんじゃなく、大切な存在を奪うっていうのがタチ悪いですね。
ただ、なぜ今?と時系列がいまいち分からなかった。
結婚前っぽい印象を受けたけど、それなら息子が大きくなるまで待っていた理由が分からないし、実は不倫だったのかなあ…?それか相手の女性が最近亡くなったのかもしれないですね。
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有名どころから知らなかった話まで、変な偏りもなくて面白かったです!
次はVOL.6、シリーズ終わりも近くなってきた…。