※最後にネタバレ含む感想と考察あります。
こんにちは、みくろです。
先日、海外ドラマ『13の理由』のシーズン1を見ました!
最近の面白い海外ドラマランキングにいつも上位ランクインしているので、気になって見てみました…!
-------------------------------
ある日突然、高校生のハンナ・ベイカーが自殺した。
遺書などはなく、死んだ理由が分からない両親は娘がいじめられていたのではないかと学校を追及。
密かに彼女に恋心を抱いていたクレイもショックを受けるが、そんな彼のもとへ一つの小包が届く。
それにはハンナからのメッセージが録音されたカセットテープが入っており、自分を苦しめた級友たち一人一人に対し、時系列順に死んだ理由が語られていた。
まず、第1話が始まると主要キャストが出てきて「今まさに苦しんでいる人、つらい経験のある人はここで止めるか、信頼できる大人と一緒に見てね」と警告が入ります。
それだけ『13の理由』はティーンエイジャー達の悩みをものすごくリアルに描いていて、いじめや性的暴行、薬物や自殺など、かなり不快な場面も多いです。
ただ、これが現実だし、文化の違いはあれど日本の若い子たちも同様の悩みや苦しみを持っていると思います。
もう学生時代なんて10年以上昔の私ですら共感できる部分が多かったので、SNSを使いこなす今の世代の子らはもっと身近な話で深刻ですよね。
たぶん女の子と男の子で感じるところが違うと思うし、ドラマとして客観的に見ることで加害者は「自分の言動で相手を追い込んでいたかも」、被害者は「私はいじめに遭っているんだ」と改めて気付くきっかけにもなるのでは?と思います。
かなり重いストーリーではあるけど、純粋にミステリーとしてもかなり先が気になって面白いドラマなので、まさに今10代の若い子やそのご両親はもちろん、それ以外の層にもオススメのドラマです!
シーズン1ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
まず、ものすごく大きな事件が起こったわけじゃないところが一番怖いと感じました。
もちろんいじめやレイプが小さい出来事と言ってるわけじゃなく、ブライスを除いてテープに名前があった一人一人の言動は、ハンナに相談できる友達がいたり時間が経ちさえすれば解決できた話もあったと思います。
例えば最初の写真流出も、同性の友達で味方してくれる子がいれば親や先生に話すことができたかもしれないし、「最低だよね」と言ってくれるだけでも違ったと思う。
実際にその後ジェシカやアレックスと仲良くなった時はジャスティンの事なんか忘れられていたわけで、レイプ以外は一つ一つ解決できる方法が身近にあったんですよね。
一人でも友達がいればよかったけど、その一人一人がことごとく裏切り続けた結果であり、親や先生ではなくハンナは最後まで同年代の友達を求め続けたところが切なかった。
もちろんハンナも完璧だったわけではなく、例えばキャットが引っ越さなかったとか何か一つでも違えば加害者側になっていた可能性もあると思います。
それぐらい誰が標的になってもおかしくない話で、この手のドラマでよくある典型的ないじめられっ子の復讐劇ではないところが本当にリアルだと感じました。
ただ、他の方のレビューなどにも書かれていて私も思ったのは、クレイはとにかく早く聴け(笑)
物語の構成上仕方なかったとはいえ、自分の後にまだ誰かいるかもしれないのに、つらいし怖いから聴けないというのは完全に自己保身で、そういう逃げ癖みたいなところがハンナを傷付けたクレイの責任だったのでしょうね。
しかしトニーは最後まで良いヤツでしたね~!
あまりにも人間が出来過ぎていてちょっと不気味に思っていたんですが(笑)、彼の苦しみや悩みは他の子の一歩先を行ってるというか、自分のためでなく他者のために悩んでいたところがすごく大人でした。
これシーズン2はどうなるんだろう…?
タイラーがかなり不穏で、銃乱射とかしそうで怖い…(´;ω;`)