こんにちは、みくろです。
昨日、映画『牛首村』を観ました!
清水崇監督の『犬鳴村』『樹海村』に続く恐怖の村シリーズ第3弾!
『犬鳴村』が2020年、『樹海村』が2021年、そして今作『牛首村』が2022年公開ですから、年1本ペースでとにかく早いですよね。
更に2月公開なのに4月には配信スタートってこちらも早い!
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女子高生の奏音は、ある日同級生の男子から一つの心霊動画を見せられる。
それは、あるYoutuberが坪野鉱泉の心霊スポットを撮影している動画で、奏音そっくりの子が映っているというのだ。
その女の子は動画撮影直後に行方不明となっており、妙な親近感を覚えた奏音は、現地へ行って彼女の行方を探すことにする。
しかし、奏音の周りでは牛首の女性が度々現れるようになり…。
今までこの村シリーズは(特にホラー映画好きの中では)なかなか良い評価を得ることができなかったんですが、今作に関してはそこそこ良かったというレビューも見かけますね(*‘ω‘ *)
個人的にもこの『牛首村』が今までで一番ストーリーや設定に無理がなく、考察の余地もあって面白かったです。
ただ、清水監督はどうしても都市伝説をいくつか合体させないと気が済まないのかな?(笑)
独自のストーリーと言われればそこまでなんですが、たぶんいろんな都市伝説を知っている人こそ混乱しちゃうのではないかと思います。
とはいえ、Jホラーでここまで一定のクオリティを保って連作してくれる映画もないので、やはりホラー映画好きは一度はチェックすべし!ですね(^O^)
ネタバレあり感想・考察
※以下、ネタバレ含みます。
全体のストーリーとしてはそこまで無理もなく、主人公の言動も怪異の存在もあまり「なぜ??」と思うところが少なかったのは良かったと思います。
唯一謎が残るとしたら奏音ちゃんやその家系に伝わっている能力で、それが双子故なのか牛首村が関係しているのか、その辺りの表現が曖昧でしたよね。
私は双子ならではのシンパシーみたいなものかな?と思ったんですが、そういう双子に関する認識って人によって違うだろうし、その差を生まないためにも少し説明が必要だったように思います。
奏音ちゃんについていた手の傷も、おそらく詩音がつけたものだと予想はできるけど、例えば「夢で誰かを助けようとして起きたら傷ができていた」とか、たった一言でもあればだいぶ話が分かりやすいのになあと(´・ω・`)
綾子に関してはヒトコワ的な要素もあって良い設定だったと思います。
おそらく駆け落ち時期の妙子と瓜二つなので10代後半~20代前半だと思うんですが、それまでは生きていたというのが本当に怖いし惨い。
ただ、村人の言葉から儀式は数年に1回ぐらいの頻度だったようなので、それ以外の時に何を食べて生きていたのか疑問が残ります(そもそも水がなさそう)。
だから普通に生きていたというよりは、綾子自身が他の子の無念や寂しさから生まれた怨霊の依り代になっていて、生きているけど死んでいるみたいな状態だったんじゃないかと…。
あと綾子は落ちた時に意識があったので、あの後に頭から牛の首を外してしまい、神様が受け取らなかったから生きていたとか。
落とす子を間違えたことによる神様の祟りだったり、そういう設定でも面白いですよね。
考察によって意見は分かれそうだけど、全体的になかなか面白い作品だったと思います♪
牛首の子供たちが走り出てきた時はまたああいう終わり方か!?とハラハラしたけど(笑)、オチもホラー映画らしい後味の悪さで良かったです( ˘ω˘ )