※後半にネタバレ含む感想と考察あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『ハロウィン KILLS』を観ました!
2021年公開で、『ハロウィン』正統続編三部作の2作目です。
前作『ハロウィン(2018年)』の直後を描いた作品で、作中では前回のラストから数十分しか経っていないところからスタート。
特に説明もなく話が進むので、前作を観ていない方はまずそちらから鑑賞することをオススメします('ω')
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2018年10月31日、40年の歳月を経て舞い戻った殺人鬼マイケル・マイヤーズは、かつての生存者であるローリーの手によって葬られた。
マイケルを家ごと燃やしたローリーとその娘カレン、孫のアリソンであったが、通報を受けた消防隊が鎮火、彼らは外へ出てきたマイケルに次々と殺されてしまう。
一方、ハドンフィールドの酒場では40年前の惨劇を生き延びた他の生存者らが犠牲者たちを偲んで集まっていた。
子供時代にマイケルに襲われたトミーやロニーは、マイケルが戻ってきたことを知り、町の人々を守るために立ち上がる。
シリーズ通して数えると12作目になるそうですが、たしかに前から人間じゃない説はあったけど、いよいよ怪物になっちまったなという印象です(笑)
過去作と比較してこの三部作はちょっとグロ多めなので苦手な方は注意。
良くも悪くもいつもの『ハロウィン』ですが、今作はハドンフィールドの人々の闇も見えてくるので、シリーズファンなら変わらず楽しめると思います(*'▽')♪
ネタバレあり考察
※以下、ネタバレ含みます。
『ハロウィン』といえば幼い頃に姉を殺したマイケルが大人になって妹のローリーを殺しに来る話ですが、この三部作ではローリーの妹設定がないようなので、マイケルのバックグラウンドや行動パターンが支離滅裂なのが一番気になるところ。
今作でもローリーが「必ず私のところへ来るわ」と言って病院で待ち構えてるんだけど来ないし(笑)、マイケル・マイヤーズという殺人鬼への恐怖で町全体が集団ヒステリーに陥っているところが過去作にはなくて興味深い。
理由なく殺し続ける「純粋な悪」を描きたいのかなと思っていたんですが、どちらかというと人々の恐怖が生んだ怪物みたいな描き方で、マイケルの体だけど、実はとっくの昔に本人の自我は消滅してるんじゃないか?とも思いました。
本来のマイケルであれば、自分の顔を見られるのが何より嫌なはずなので、あんなに大勢の前で顔を晒して立っていられるかなあ?とも…。
町の人たちの恐怖や悪意でどんどん強くなるような存在なのかなあ?(´・ω・`)
あれだけ刺されたり撃たれたり燃やされても平気なので、少なくとも人間ではなくなっていますよね(笑)
マイケル・マイヤーズって人間離れしているけどもしかしたら人間かもしれないみたいな、サイコパスと怪物の微妙なラインが怖いところだと思うんだけど、この三部作に限っては完全なブギーマンとして観た方が面白いかも…!
人間じゃないなら倒しようがないし、毎年ハロウィンを別の町でやり過ごすぐらいしか方法はなさそう( ˘ω˘ )
この感じだと最終作はアクション多めのモンスター退治になりそうだけど(笑)、これはこれで一つの『ハロウィン』として完結が楽しみです!