※後半にネタバレ含む感想あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』を観ました!
一応、前作『スーサイド・スクワッド』の続編になるのかな?
話の繋がりはありませんし、監督も違うので作風や撮り方もだいぶ変わっていて、シリーズ作品ではあるけど全く別物として観ても問題ないと思います。
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政府職員であるウォラーは、自国の脅威となり得るナチス時代からの研究施設を破壊するため、極悪な犯罪者たちからなる特殊部隊スーサイド・スクワッドを南米のコルト・マルテーゼに派遣する。
そこは前政権が崩壊し、新たに過激な反米政権が誕生していた。
フラッグ大佐率いるチームが上陸するも、待ち伏せされて、彼とハーレイ・クインを残して壊滅。
一方、反対側の浜辺からブラッドスポート率いるもう1つのチームが上陸しようとしていた。
DC作品ですし、例にもれず今作も面白かったです!
たいして深い話ではないんですけど(笑)、その分テンポが良く、単純明快でヴィラン達のテーマパークみたいな映画ですね(^O^)
悪役好きなのでこのシリーズも大好きなんですが、何が悪で何が正義なのか?答えが出ないような難しいテーマもほんのり感じられて、突き詰めていくと意外と深い作品なのかもしれません。
まあただただぶっ飛んだ展開を楽しむのが正解でしょうけどね(笑)
前作はあんまりそんな印象なかったけど、今作は結構グロいです。
もちろんホラー映画のような怖い描写はありませんが、コメディチックでも血や欠損など頻繁にありますので、苦手な方や小さいお子さんは注意した方がいいと思います(日本ではR15+指定です)。
それ以外の大人の皆さんは、ハチャメチャで楽しめると思うのでオススメします♪
ネタバレあり感想
※以下ネタバレ含みます。
このシリーズはとにかくハーレイ・クインが可愛くて仕方ないんですが、今作は前作よりもクインちゃんの乙女心というか、狂気の中に女性的な激しい感情も見えて、特に血のかわりにお花が飛び散るシーンは最高に好きです。
血みどろで暴力的な行為をしながらカラフルなお花がいっぱい咲いて、どうしようもない怒りの爆発というか、寂しい気持ちもあるんですよね、うまく言葉にできませんが。
やっぱりジョーカーじゃないとダメなんじゃないかなあとか、そういう妄想も膨らみます(*ノωノ)
あと何よりネズミですよね…!(笑)
セバスチャンがすごく可愛いし、最後は人間でも侵略者でもなく、最も底辺で小さい生き物たちが勝利するというのも、やっぱり掘り下げると深いテーマ性がある気がします。
スターロ自身も自ら侵略しに来たわけではないですし、最期の言葉を考えると彼(?)も被害者なんですよね。
世界の闇というか、(もちろんこれはフィクションですけど)どこまで人間は業が深い存在なのかと、楽しい作品でありながらいろいろ考えさせられました。
とはいえ、終始ふざけた感じでヒャッハー系なので、何も考えずに楽しむというのもそれはそれで良い鑑賞法だと思います(笑)