※後半にネタバレ感想あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』を観ました!
元は舞台作品みたいですね。
ものすごく評判が良かったようで、待望の映画化!ということで期待して鑑賞(*^^*)
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フィリップ・グッドマンは、熱心なユダヤ教徒の父に育てられた反動か、スピリチュアルな力や超常現象の類を科学的に証明し、それによってお金儲けをしている偽霊媒師らの告発を仕事にしていた。
ある日、同じく超常現象研究家であり彼の憧れでもあるチャールズ・キャメロン博士から招待の手紙が届く。
長年行方不明だった博士に会えることを喜びながら向かった先はボロボロのキャンピングカー。
病気で憔悴しきった様子のキャメロン博士はグッドマンに「どうしても真実としか思えなかった」と3つの超常現象を調査してほしいと頼むのであった。
正直想像していた話とはだいぶ違ったんですが(科学的にどんどん調査していく話かと思っていた)、元が舞台というだけあって一般的な映画とは一味違う仕掛けが多数あるのが面白かったです(^O^)
そして何より演出が結構怖い!
さすがホラーの本場イギリスですね、ツボを押さえているというか、しょっちゅうホラー映画を観ている私でもかなり怖いと思うシーンもありました。
第1のケースでシーツをかぶった何かがユラユラしていたところ(日本版のポスターにもなってますね)と、第2のケースで台所やドアの向こうでじっと立っている両親?が特に怖かった…!
あと今回の映画で第2のケースの依頼者サイモン役を演じたアレックス・ロウザー君が可愛いし演技もうまいなあと思いました(*‘ω‘ *)
イギリス俳優さんは本当演技派ですよね~!
個人的に最近のホラーの中ではダントツで好きな映画になりました、舞台も見てみたい…!
結構怖いので、ホラー好きな方には特にオススメしたい一作です♪
ネタバレあり感想
※以下ネタバレ含みます。
個人的に夢オチや妄想オチでも面白ければ何でもいい派なんですが、この映画は元が舞台なので、映像として見るよりは舞台セットの方が驚きは大きかっただろうなと思います。
キャスト陣も妄想の中と現実と全く違う性格の人物として登場しますから、その演技のギャップや、小道具や背景に散りばめられた伏線を楽しむものなのかと。
そういう意味では映画でも背景を破り捨てたりと、舞台の面白さをそのまま活かしたところがすごく良かったです(^^)
いくつかの短編ホラーをきれいにまとめ上げている感じが昔のイギリスっぽいというか、若い頃に夢中で読んでた英国怪奇短編集を1冊読んだ後の気分のような、個人的にはかなり好みな展開でした。
それぞれのケースでグッドマンの罪悪感や各人物への印象(好き嫌い)が反映されているようなので、そういうところに注目してもう一度鑑賞するのも楽しそうですね(^O^)