こんにちは、みくろです。
先日、映画『トリハダ -劇場版2-』を観ました!
映画シリーズ1作目についての感想はこちら!
今回も日常に潜む恐怖、理不尽で暴力的で無差別な恐ろしさが描かれています。
相手が何を考えてるのか分からない、こちらの常識が通じないって怖いですよね。
前回は被害者と加害者が逆転したり、それこそ「人間って怖いなあ」と思う話が多かったんですけど、今回はとにかく変質者がコワイ。
そういう意味では驚きが少ないというか、変質者が恐ろしいのは当たり前なので、物理的な恐怖に重点を置いた印象を受けました。
ゾクリとするというよりはギャー!って感じですね(笑)
特に一人暮らしの女性は共感できるところも多いと思うので戸締まり注意…!
各話の感想
※ネタバレあります
1)所有の不確かさが招く悪夢の結末
他人のビニール傘を間違って持って帰ってしまった女性が、後日返しに行くと自分の傘に細工されていた話。
善意を悪意で返されるという典型的なお話ですね。
まずちゃんと傘を返しに行くのが偉いよ…(´・ω・`)
これエグいのが、あの細工だと自分じゃなくて他人に被害が及ぶ可能性が高いこと。
律儀に傘を戻しに来るような子には一番堪えそうですもんね…。
2)思いつきの遊戯と不条理な愛着
ラブホでコスプレを楽しんでいたカップルが理不尽に殺される話。
そういえば結婚してからはもちろん、独身時代もお互い一人暮らしだったから夫とラブホ行ったことないな…とか思いながら観てました(笑)
こういう所でターゲットを狙う変質者が一番歪んでる気がしますね…。
3)執着の真意と末路の現実
シリーズお馴染み「小さい女」がまた若いお兄ちゃんを狙う話。
この女、今回も一体何をどうしたいのかよく分からないんですが、とにかく見た目がダントツで怖いです。
気の弱い子を使って、気に入らない女友達の腹を探ろうした女の話。
なぜか女性って自分の彼氏や夫が浮気した時、その男性じゃなくて浮気相手の女性を責めるらしいですね。
この話は事情が少し違うけど、女性同士ってこういうところあるよなあと思いました(もちろん普通はここまでやらないけどw)。
結末も一番「生きてる人間が怖い」というこの手のジャンルの作品にピッタリでした。
5)負け組の嫉妬と共通の思惑
自己中な人気キャバ嬢がドライバーのおじさんに不遜な態度を取る話。
日頃の行いは巡り巡って自分に返ってくるんですよね…。
常にイライラしているのは本人も楽しくないだろうし、周りに何の良い影響も与えない。
「何も言い返さない=何も考えてない」ではないし、昨今の日本って法で守られてるから権利があるからって無防備過ぎる人が多いけど、失うものがない犯罪者にとってはそんなのお構いなしなわけで、やっぱり自衛も大事よねと思いました。
6)軽微な出来心に忍び寄る悪意
今作のメインストーリーとなっているストーカーに悩まされる女性の結末。
このストーカーって特定の部屋に住んでる女性に執着しているだけで、その女性自身が好きなわけではないところがモニョる…(´゚д゚`)
もちろんストーカーは良くないし気持ち悪いけど、せめて自分に興味もってほしいですよね(笑)
『トリハダ』シリーズに限らずこの手の映画やドラマ全体に言いたくなるのは、ドアチェーンをかけよう!
もちろんフィクションなので創作としては仕方ないにしても、現実で男女ともに必ずチェーンする人ってどれぐらいの数なんだろう?
私は母がうるさかったので昔から施錠+チェーンしてないと落ち着かないんだけど、特に男性や田舎の方だとまだまだ無防備な人が多いんじゃないかなあ。
戸締まりは防犯の基本中の基本!気を付けよう(`・ω・´)