こんにちは、みくろです。
先日、映画『シライサン』を観ました!
監督があの!乙一さんなんですねー!
乙一さんの小説はかなり読んでるので、あの独特な世界観を映像で観られる日が来たのは嬉しいですね(*^^*)
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眼球が破裂するという不審な死に方をする若者が相次いで報告された。
そのうちの一人である加藤香奈の友人・瑞紀は、彼女が死ぬ直前に何かに怯えている様子を目撃する。
同じ死に方をした鈴木和人の兄・春男は、弟が何かに殺されてしまったのだと確信し、瑞紀と共に真相を探るため、香奈と和人の共通の友人である詠子の元を訪ねる。
彼らにおかしな事が起こり始めたのは「あの話」を聞いたからだと詠子は言うのだが…。
伝染する呪い系のお話です。
見たらダメ聞いたらダメのような、有名どころだと『リング』が近いですね。
『シライサン』の場合は「名前を知ったら殺される」です。
話自体は知っていてもセーフのようで、名前部分を避けて聞く分にはOK。
結構シライサンの見た目にインパクトがあるのでホラー苦手!という方はちょっとだけ注意よ~ぐらいの怖さです。
邦ホラーの良さが出てると思うし、今時の子の怪異に対する解釈や対策法が表現されていて、個人的にはそこが一番面白いというか新鮮に感じました。
邦ホラー好き、乙一さん好き、都市伝説好きには特にオススメの一作です♪
細かい感想と考察
※ネタバレあります。
そもそも眼球が破裂するというのがめちゃくちゃ怖いんですが(笑)、シライサン自身も目が異様に大きいとか、とにかく「目」が何か関係してそうなのに結局そこが最後まで分からなかったのが惜しいなあと思いました。
都市伝説系なので1から10まで細かく説明する必要はないけど、少なくともシライサンが名前を知られると殺す理由とか、なぜ眼球破裂なのかとか、その辺りの説明は欲しかったですね(^o^;)
見てると近付いてこないところ(見られるのが苦手?)や目の大きさから、口裂け女のような整形失敗系か?と予想したけど、民俗学的な観点が出てきたりとそういうわけでもなさそうで。
ただ怪異の存在が人間臭くなるといっきに怖くなくなったりもするので、その辺りの塩梅が難しかったのかな~と思いました。
死者を使うというのがなかなかエグいですし、睨み合いのシーンで横をすり抜けるところはすごく怖くて良かったです!
でも結局「死来三」なの…?(笑)
名前自体に何か呪術的な意味があるのか、なぜシライサンが来るのかは分からないけど、たくさん知る人が増えれば増えるほど遭遇確率が減るという理論は、映画で広める都市伝説という意味ではめちゃくちゃ面白いと思いました(^o^)
これを観た全ての人がシライサンを知っているけど、かなりの数が観てるから確率が低いだけであなたの所にも来るかもよ…って、ちょっとした参加型ホラーですもんね。
こういう都市伝説は身近に感じてなんぼなので、この設定は非常に好みです(笑)
うちには来ないでくれ~!