小さいおばさんのゲームとホラーな日常。

ゲームとホラーと猫をこよなく愛する考察好きな主婦のキラキラしないブログ。

【お知らせ】2023/12/06 「その他」に「コメントについて」を追記しました。

#498 『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』のプレイ感想と考察【ゲーム】

#44以前はアメブロで投稿していたものです。

※後半にネタバレ含む考察あります。

こんにちは、みくろです。

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セールになってたので、ずっと気になっていたインディーゲーム『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』をプレイしました!

 

ジャンルはアドベンチャーかな?ゲーム内容だけ聞くと怖そうなんだけど、ホラーではないです。

 

代々奇妙な屋敷に住んでいるフィンチ家は、何百年も続く富豪の家系であったが、その血筋のほとんどが早死してしまうという不運の家系でもあった。

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プレイヤーが動かすことになる主人公のエディスは子ども時代に住んでいたこの屋敷に戻り、次々と亡くなってしまった身内達の最期を追体験していくことになります。 

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彼らはなぜ死んでしまったのか?エディスが戻ってきた理由は?

一人一人の最期を見ることで、フィンチ家について探っていく過程が面白いですね。

 

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外観からこの家どうなってんだ?と思ったけど、予想以上に中も複雑で、隠し部屋や通路まであるから大変…!

 

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でも一つ一つの小物の配置から飾ってある壁の写真まで細かく作り込まれているので、眺めているだけで楽しいし、その部屋の住人の生活感までリアルに感じます。

 

単調に見ていくだけでなく、その追体験に合わせてコミック風になったり、

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右手で現実世界、左手で空想世界を操作するなど、面白い試みがたくさんあって飽きません。

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特にこのルイスの世界は今までにないゲーム体験ができました。

ただFPSで結構画面が揺れるので、普段あまり酔わない私でも3D酔いが大変でした(^o^;)

特にカルビンのブランコは、酔いやすい方要注意!(本当に目がぐるぐるします(笑))

 
雰囲気があり、いろいろと深く考えさせられるゲームでした。
 

感想と考察

※以下ネタバレあります。

 

 

 

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個人的には、どの人の死の瞬間もあまり否定的に描かれていないのが印象的で、あまり恐怖とかそういう負の感情ではなく「その人が最も求めていたものへ到達した瞬間」のように感じました。

 

それが良いか悪いかは別として、フィンチ家にとっての死とは彼らの理想や欲するものにとても近い存在なのではないかと思います。

 

・それぞれの死因

はっきりとした死因は明かされませんが、事故死や自殺はなんとなく分かりますよね。

ただ、考察などでよく挙がっているモリーバーバラは、やはり一度プレイしただけじゃ???なところも多いと思います。

 

モリーは本人が幼いのもあって、空想なのか現実なのか、追体験も特殊だし解釈が一番難しい。

でも動物に変身する直前にネズミの餌やら歯磨き粉やら柊っぽい実やら、明らからに食べてはいけないものをいっきに食べているので、おそらく何らかの中毒死じゃないかなあ?と思います。

 

途中で喉に詰まるといった描写や最後に胃がぐるぐるみたいな言葉もあるので、気を失ってる間に吐いて窒息死とか、そういう可能性もありますね(最後の化け物がトイレから出てくるのもどこか嘔吐を連想させられます)。

ただ、なぜ夕食抜きで部屋に閉じ込められていたのかは最後まで謎です。

 

次にバーバラですが、彼女については弟であるウォルターが殺したと個人的には思います。

 

理由は、あの漫画が確実に映画『ハロウィン』のオマージュだからです。

『ハロウィン』の殺人鬼マイケル・マイヤーズが殺した最初の被害者は「姉」ですし、バーバラの死のみ殺人で、イーディ(かドーン?)が残した唯一の手がかりがあの漫画、それに関係している親族は弟ウォルターのみとなると、濃厚すぎる(笑)

 

それと、ウォルターだけは地下に隠されていたように感じたんですよね。

身内の間でも限られた人間しか存在を知らなかったようだし、列車の音を怪物と本気で思ってるところを見ると何らかの精神疾患があったんじゃないのかなあ?

 

あくまで私の考察ですが、モリーやウォルターをはじめ、ルイスもそうだけど、何らかの障害を持っている子どもが一定数生まれる家系で、それによって短い生涯を終えてしまう人と、そのショックで過度に敏感になって神経を病んでしまう人と、そういう悪循環があったんじゃないかと思います。

 

この手のゲームは考察してこそですから、いろんな人のを読んでまた再プレイしてみたいです(*^^*)

 

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