こんにちは、みくろです。
先日も何かの記事で書いたんですが、最近『怪談のシーハナ聞かせてよ。』という番組にハマっています!
とりあえずシーズン1(全54回)を見終わったところなんですけど、想像以上に面白くて、このままシーズン2以降も追い続けたいと思っているところです(*^^*)
どういう番組かというと、ただ怪談を語るだけ(笑)
20年ぐらい前かな?『新耳袋』という怪談本が出版され、じわじわ平成の怪談ブームが到来しました。
私も大学時代にこの本を読んで怪談にどハマりし、そこからいろんな怪談本を読んできたんですが、「語り」に関してはあんまり触れたことがなかったんですよね。
『怪談のシーハナ聞かせてよ。』では毎回ゲストの怪談師さんが怪談を披露するんですが、私が愛読している郷内心瞳さんや黒木あるじさんも出演されてるということで、そこから気になって見てみたというわけです(゚∀゚)
「怪談のシーハナ聞かせてよ。」狩野英孝MC!地上波では披露できないほど怖い、最恐の怪談番組!/エンタメ〜テレ
MCは狩野英孝さん、アシスタントのちょっとエロい女の子2人(シーズンによって変わるようです)、そしてその道のプロである怪談社の上間月貴さんと糸柳寿昭さん。
そしてあらゆるジャンルで活動されてる怪談師さん達がゲストで出演し、とにかく怪談を語りまくってくださいます(ㆁωㆁ*)
素直に怖いですし、怪談に対する考察やそれぞれの価値観を聞くのも面白いです。
耳だけでも十分に伝わる語り術なので、ラジオ代わりで家事など作業しながらでも楽しめるし、うまい話の伝え方の勉強にもなると思います。
なぜ怪談は面白いのか?
私は映画や小説といった創作物としての怖い話も大好きなんですけど、やっぱり一番好きなのは怪談なんですよね。
何でこんなに怪談が好きなんだろうな~と改めて考えてみると、「隙があるから」かなあと個人的には思いました。
「隙」という表現が正しいかは分からないけど、怪談って「考察できる隙」や「語り手によって変わる隙」があるんですよね。
例えば、創作ホラーだと怪異が起こる理由が必ずあって、誰々がこういう行動をしたから封印が解かれて霊が出たので封印し直しましたとか、ストーリーとしての起承転結が絶対にあります。
もちろん表現方法によって王道から外すことはできるし創作ならではの恐怖というのはあるけど、基本的にそこに視聴者や読者が介入する隙はないんですよね。
でも怪談はあくまで「実話」ですから、起承転結の「結」がありません。
あったとしても考察の域を出ないので、人によっていろんな解釈ができるところが面白い。
「これってこういう意味じゃないの?」と全然違う角度からの考察でゾっとさせられたり、題材はめちゃくちゃ怖いのに語り手によって逆に面白く聞こえちゃったり、たった一つの誰かの体験談が何十何百って語られたり考察されるところが怪談の面白さじゃないかなあと思います。
まあ私なんかは子どもの頃に学校の七不思議や怖い噂が大好きだった頃と変わらず、怖い話をただ聞きたい知りたいってだけなんですけどね(^o^;)
自分は安全圏にいるっていうのがミソだよね(笑)
シーズン2も楽しみだな~!
怪談社さんとトウモロコシの会さんが気になってます。