※簡単なあらすじと、後半ネタバレ含む感想・考察あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『ラスト・シフト/最期の夜勤』を観ました!
パッケージ写真を見てなぜか病院の話だと勝手に思い込んでいたんですが、警察の旧庁舎の話です。
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新人の女性警官ローレンは、初の勤務で旧庁舎の宿直を命じられる。
しかしそこは昔、悪魔崇拝のカルト教団ペイモンファミリーが罪のない少女たちを殺した罪で留置され、ローレンの父親含む警官を複数殺害後に自殺した場所であった。
今では使われていない無人の旧庁舎の宿直、不気味だが簡単な勤務のはずだった。
夜が深まり、徐々にあの歌声が聞こえてくるまでは。
演出がうまいので、驚かせるシーン不気味なシーン怖いシーンと、それぞれの強弱が絶妙で良かったです。
ただただ主人公ローレンがかわいそうなんですが、その理不尽さが逆にこの怪異の特徴なんでしょうね。
小難しい話はいらないからとにかくホラー映画が観たい!という人に是非オススメしたい1本です♪
元凶についての考察
※以下ネタバレ含みます。
この旧庁舎の怪異の原因は間違いなくジョン・マイケル・ペイモンですが、きっかけは彼だったとしても、正直一人の人間にあそこまでの力はないと思うんですよね。
本人が悪質な霊になることはあっても、被害者の人達まで動かすって並大抵の力じゃない。
だからやっぱりこの映画の元凶はペイモンファミリーによって力をつけた悪魔であり、もはやペイモンですらその配下になっているんだというのが私の考察です。
そしてその悪魔は旧庁舎だけでなく外に出たがっていて、だからローレンを殺さなかったんじゃないかと思います。
部長のコーエンも怪しいですが、ペイモンによって殉職した父親を持つローレンの方がより力をつけやすいとかそういう理由ではないかなあ?
ペイモンファミリーにより召喚→ペイモンの死によりこの世に干渉する力を得る→ローレンを媒体に外へ、という流れだったんだと思います。
そう考えるとローレンを呼ぶためにコーエンを使ったとも見えるし、もしかするとコーエンは初めからファミリーの一員だったのかもしれないですね。
警察が思ってる以上にファミリーはいて、ペイモンの更に上がいるとか、大きなカルト教団が関わってる話だったら更に面白そうです。
まあそこは完全に妄想なんですが、後日譚も作りやすい設定だし、そういう意味ではもう少し掘り下げて欲しかった惜しい作品でもあります。
個人的にはイスが積み上がるシーンが地味だけど怖かったなあ、なかなか楽しめました!(*^^*)