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【お知らせ】2023/12/06 「その他」に「コメントについて」を追記しました。

#422 『感染』と脳の錯覚についての考察【映画】

#44以前はアメブロで投稿していたものです。

※簡単なあらすじと感想あります。ネタバレあるところには前もって注意書きしますが、一切知りたくない見たくない!という方はご注意ください。

 

こんにちは、みくろです。

先日、映画『感染』を観ました!

感染 [DVD]

 

この映画、邦ホラーでは一番かも?というぐらい私は好きです。

夫も観たことあったようなんですが、如何せん古いですからあんまり覚えてないということで、改めて二人で観てみました(*^^*)

 

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無理した経営によって今にも潰れそうな中央病院、残った数少ない医師と看護師は、抱えた患者を放り出すわけにもいかず日夜働き詰めとなっていた。

 

全員が心身ともに極限状態の中、初歩的な伝達ミスによる医療事故で患者が一人死んでしまう。

患者の死を隠蔽しようとするが、救急搬送されてきた謎の感染症患者によって事態は急変する。


『感染/予言』 予告編

 

ちなみに『感染』はJホラーシアターとして当時『予言』と2本立てでした(゚∀゚)

その後の『輪廻』も良かったですよね~やっぱり邦ホラーも捨てたもんじゃないと改めて思います!

 

人間の脳について

 

 

※以下ネタバレあります

 

 

この映画はいろんな解釈ができるので考察するのが楽しいんですが、まず何がそもそも感染していたのかというと、作中でも語られているように「罪悪感」です。

罪悪感が意識の中で伝染していき、心を壊され全員が死んでしまいました。

 

人によって解釈が分かれるのが「秋葉先生が他の人達を殺したのか?」についてなんですが、個人的には秋葉先生がやったわけではないと思います。

 

この映画のポイントは「脳の思い込み」ですから、痴呆のおばあちゃんが鏡の中で家族の姿が見えていたり、赤いリンゴを赤と見せているのは脳なんだという話から、実際は違っていても脳が「死ぬ」と錯覚してしまったせいでそのまま死んでしまったのではないかと思います。

よく夢の中で死んでしまうと実際も死ぬなんて聞きますよね(怖い)。

 

元々あの病院は末期の患者さんも多く死に近い場所であったこと、経営難や人材不足による労働環境の劣悪さも相まって、負の感情が溜まりに溜まっていたのではないかと思います。

 

霊的な良くないものや患者さんの声にならない叫びが渦巻いていた中(ブランコはそれを示唆?)、医療事故の隠蔽が決定打となって赤井先生が現れてしまったのではないでしょうか。

 

そういうのも踏まえてもう一度観てみると最初は気付かなかった伏線などもいろいろある映画なので、二度三度と楽しめる作品だと思います♪

一番悪いのは雲隠れした院長だと思うんだけどね(笑)

 

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