※簡単なあらすじとネタバレ含まない程度の感想あります。
こんにちは、みくろです。
先日、映画『グッドナイト・マミー』を観ました!
これすっごく英題つけるの難しかったと思います。
原題は『Ich seh, ich seh』、独語で「見てるよ、見てるよ」って意味です。
英語でいうところの"I see"なので、「はいはい、そうですか」みたいな意味もあると思うんですが、映画の内容的に「見てるよ」の方がしっくりきますね。
邦題としてもそのまま使われているし、あらゆる点で『グッドナイト・マミー』はセンスある英題のつけ方だと結構感動しました(笑)
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双子の兄弟エリアスとルーカスは、整形手術のため留守にしていた母親の帰りを待っていた。
しかし、帰ってきた母親は包帯で顔面ぐるぐる巻き、言動も冷たく、どこか様子がおかしい。
手術によって性格が変わってしまったのか?まさか別人なのでは?不安が募る中、母親の正体を暴くため双子は行動にでる。
ハイセンスホラー
この映画、あまり台詞はなく抽象的なシーンが多いので、何が本当で何が嘘なのかいろいろ想像を膨らませながら観ることになります。
台詞の少なさや説明不足な点が、表現力の乏しい子ども視点に非常にマッチしていて、幼さ故の不安定さとか恐怖がよく描かれていると思います。
とある秘密は序盤で分かってしまう人も多いと思うんですが、敢えてそう見せてるのか?ミスリードを誘っているのではないか?と観てる側までどんどん疑心暗鬼になっていくのがうまい。
そこに気を取られて「あ~そういう映画か」と思っていたら大間違い(笑)
後半は180度ガラリと展開が変わってとにかく怖いです。
正直ジャンルは胸糞映画の類だと思います(^o^;)
ただ、どこか切なさが残るような、怖いだけでない感情の揺さぶりがあって、たくさんの賞に受賞・ノミネートされているのも頷けますね。
整形したお母さんが別人かもっていうあらすじだけでめちゃくちゃホラーなんですけど(笑)、たまにはヨーロッパのハイセンスな映画が観たいな~って人には特にオススメです♪