こんにちは、アラサー子なし専業主婦みくろです。
少し前のブログ(#331 夫からの幸せセット!と文庫本へのこだわり【日記】)で夫が買ってきてくれたスティーヴン・キングの短編集『マイル81』読み終わりました~!
久々に紙の文庫本だったから嬉しくて、いっきに読むのは勿体ないと毎日少しずつ進めてました(*´ω`*)♡
スティーヴン・キングはあまりにも有名すぎて逆にしっかり読むのは初めてだったんですが、これだけ面白い短編を今でも書き続けられるのはやっぱり天才なんだと改めて実感。
短編は長編と違って限られた文字数でしか表現できないので、情緒的な日本語よりもストレートな伝え方が多い英語の方が言語としては向いてると思います。
キングの文章はそれが顕著で、頭の中で本当にそのまま映像がドカンと来る感じ!
表題の「マイル81」は人食い車がどんどん人間を食べていく話なんですが、まるでスプラッターホラー映画を観ているかのようなグロさ。
かと思えば「骨の教会」は詩で構成されていたり、「アフターライフ」は輪廻転生や死生観について考えさせられる繊細さがある。
今回の短編集には10作品収録されてるんですが、それぞれの結末に私個人の読後の思いがあって、優れた短編は読者の心にいつまでも余韻を残すと個人的には思ってるので、やっぱりスティーヴン・キングはたった1冊の短編集でも人に影響を与える文才があるんだなと思いました。
個人的には「バットマンとロビン、激論を交わす」が好きです(*^^*)
短い中に親子の愛情や切なさ、かすかに残る自我とその奇跡とは対称的な惨事がぎゅっと詰まってる。
しかし、スティーヴン・キングともなれば表紙にタイトルより作者名の方が大きく載るんですね(゚д゚)
それだけ"キングの"作品を求める人が多いわけで、その期待にずっと応え続けるというのも並大抵の精神じゃ無理だろうしやっぱりすごい人だと思います。
今回の短編集は副題が「わるい夢たちのバザールⅠ」ということで、Ⅱの『夏の雷鳴』も文春文庫で同時発売しているので、もちろんそちらも読む予定です(`・ω・´)ノ
これを機に他の短編集や長編も読みたいですね~!また楽しみが増えた!