小さいおばさんのゲームとホラーな日常。

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#304 『怪談新耳袋殴り込み!』東日本・西日本編と「分からない」を怖がること【映画】

#44以前はアメブロで投稿していたものです。

こんにちは、アラサー子なし専業主婦みくろです。

先日のブログ(#295 殴り込みから復活『怪談新耳袋Gメン』と女人禁制【映画】)で『怪談新耳袋Gメン』を見たと書いたんですが、前のシリーズも見たくなったので怪談新耳袋殴り込み!』東日本・西日本編を久々に鑑賞しました(*^^*)

 

まずは東日本編から。

映画「怪談新耳袋 殴り込み! 東日本編」【TBSオンデマンド】

 

こちらのメインは何といっても八甲田山

不謹慎なことは絶対ダメな雰囲気があるので、こんな事して本当に大丈夫!?と心配になります(^_^;)

 

殴り込みシリーズはおフザケ要素が強かったり笑える場面も多いんだけど、この八甲田山だけは単純に怖いというより畏怖のようなものを感じてるのがすごく伝わりました。

私も新田次郎作『八甲田山死の彷徨』という本を読んだことがあるので、恐怖でもなく同情でもなく、言葉で表現するのが難しいんですが、八甲田山には独特な感情を持っています。

 

でも豊島監督がポロポロ泣いちゃったのは笑ったな~(笑)


怪談新耳袋 殴り込み!東日本編

 

そして西日本編

映画「怪談新耳袋 殴り込み! 西日本編」【TBSオンデマンド】

 

西日本編というよりもはや関西編ですね(゚∀゚)

首吊り廃墟とか、あんな商店街のド真ん中にあるのすごいな~。

 

この殴り込みの映画自体が2010年でだいぶ前なので今はさすがに取り壊されてるのでは?と思ったんですが、さらっと調べた感じだと4年前ぐらいは普通にあったみたいなのでもしかするとまだ残ってるかもしれません。

取り壊されてたとしても、そこに新しい何かを建てるのもそれはそれで怖いですしね(´ε`;)

 

そして西日本編のメインは山の牧場

もう新耳袋といえばここ!って感じですよね。

 

個人的に真偽については正直どうでもよくて(笑)、一つの都市伝説を作った著者の中山市朗さんがすごいなっていうのが単純な感想です。

幽霊よりも生きてる人間や宇宙人の方がよっぽど怖い…!


怪談新耳袋 殴り込み!西日本編

 

分からないからこその恐怖

山の牧場なんかが最たる例だと思うんですが、真偽がはっきりしてしまうと大抵の心霊スポットや体験談って怖くなくなるんじゃないかと思います。

 

「分からない」っていうのはホラーにおいて鉄則中の鉄則で、「正体が分からない」「どこから出るか分からない」「どうなるか分からない」がすごく重要。

イレギュラーで「分かった後の方が怖い」っていうのもありますけど、それもいろいろ頭で思い直してみるからであって、ホラー的な恐怖の感情はやっぱりほとんどが自分で予想したり考えるから出てくるんだな~と思います。

 

というのも、今回殴り込みの東日本編を見ている時に、とある霊園も八甲田山も夫が「昼間に何回も行った事あるからそこまで怖そうに感じないな(^o^;)」と言っていて、なるほど~と思ったんですよね。

 

夫は青森出身なのでそれらが生活圏内にあったらしく、肝試しとかそういう理由じゃなく日常的に目にしたり近くを通ったりしていて、心霊スポットだ!っていう先入観がなければわりと普通の場所なのかな?と思いました。

 

今住んでる所の近くにも心霊スポットとしてかなり有名な橋があるんですが、日中は通勤に使っている人もいたり車通りがすごく多い場所で、知らなかったら本当何も分からないと思います(実際私がそうだった(´・ω・`))。

 

何が言いたいかというと、こういう殴り込みのような番組や怪談本なんかで「真実かどうか」に注目する人が結構いるんですが、もちろんそういう楽しみ方も面白いけど、個人的には「分からない」を怖がりたい!って感じなんですよね。

 

だからUMAとかもそうだけど、これからも殴り込みシリーズのような何か分からないものをあーでもないこーでもないと予想したり怖がったりする映像や本を楽しみたいな~と思います(*^^*)

 

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