こんにちは、アラサー子なし専業主婦みくろです。
昨日は海外ドラマ『GIRLS』の最終話を見ました!
HBO製作の全6シーズン、5までは見てたんですけど、どうせなのでまた最近シーズン1からちょっとずつ見なおしてました。
このドラマ、本当すごい。
何がすごいって若い女性ならではの自分でも処理しきれないぐるぐるした感情や、焦りや、嫉妬や、言葉で言い表すのが難しい全ての葛藤が詰まってる。
かなり赤裸々にさらけ出したドラマなので賛否両論あるでしょうが、20代以上の女性なら必ず大なり小なり共感できると思います。
平成版Sex and the Cityなんて呼ばれたりもするけど、時代の変化なのかGIRLSの女性達の方が何倍もクセが強いし最低です(笑)
SATCは「男や仕事で悩んでも女友達さえいてくれたら大丈夫」って感じが強いですが、GIRLSは「男はクズ、友達もクズ、仕事もないし金もない、親は援助してくれないし最悪!」って感じ。
じゃあ何がそんなに面白いのか??
正直なところ私もこのドラマの何に惹きつけられ何にそこまでハマったのか分かりません(笑)
主人公のハンナはお世辞にも性格や容姿がいいとは言えないし、むしろ自己中すぎてドン引きするレベルだし、自称親友のマーニーやジェッサも友達として最低だし、年下のショシャンナがなぜこのグループにいるのか謎だし、ファッションにしても生き方にしても憧れるような要素は何一つないです。
じゃあそんなダメダメな女達が良い恋愛をして成長するシンデレラストーリーなのか?というと、男性陣も全員クズの中のクズばかり(笑)
もちろん結ばれてほしい!ってじれったくなる恋愛や、応援したり同情するシーンもあるけど、結局お互いに裏切ったり裏切られたり、それすらないほど浅い関係だったり。
でもそれってかなりリアルなんですよね。
自己中な人に誠実な友達はできないし、真剣に考えてないのに真面目な恋愛はできない、夢を見てるだけじゃ実現はしないし、自分で思ってるほど特別な人間ではないのかもしれない。
このリアルさがGIRLSの魅力であり、できれば信じたくない部分、自分の中の直視したくない現実(あるいは過去)をありのまま見せられるからこそ響くものがあるんだと思います。
最終シーズンや登場人物それぞれの結末には賛否両論あるかもしれません。
でも私はラスト3話ぐらいが一番ハンナの気持ちが分かった気がしました。
それまでずーっとハンナの成長や周りのドロドロぐちゃぐちゃした関係を見てきて、最後に残ったものはこれか、と衝撃的でありながらどこか納得できて、大人になるってこういう事かと気付かされたような感じです。
シーズン1から見てきた視聴者なら特に最後の最後でハンナと全く同じ感覚を体験できると思うんですが、そこで初めて自分がめちゃくちゃ彼女に感情移入してたって気付くんですよね。
「誰もハンナにはなれないしなりたくもないけど、誰もが一度はハンナである」って気付いた時にこのドラマやべーって思いました(笑)
そういう意味ではハンナ達よりちょっと上の30代ぐらいの女性に一番響くドラマかもしれません。
第1シーズン 第1話 崖っぷち女子 in NY (Amazonプライム)
(ムカつく喋り方がめちゃくちゃうまいので吹き替えもオススメです(笑))
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のカイロ・レン役で大ヒットしたアダム・ドライバーの出世作でもあります!
ハンナのボーイフレンド役としてのアダムもかっこいいですよ(*´ω`*)♡