こんにちは、アラサー子なし専業主婦みくろです。
あったかくなったので先週ミコの猫用コタツを片付けたのですが、まだまだ寒いのか人間の上から離れなくなりました(笑)
人間の感覚で4月だから…と片付けたけど、猫用コタツは5月ぐらいまで出しておいてあげた方がよかったのかな~(^o^;)
日中はだいぶポカポカですが、朝晩はまだ冷えたりしますしね。
寒暖差が激しい季節でもあるので体調にはくれぐれも気を付けましょう!
現代にリメイクされるもの
さて、昨日は久々に海外ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』を観ました。
SHERLOCK/シャーロック シーズン1 Vol.1(字幕版)
イギリスで大ヒットした現代版シャーロック・ホームズ!
何度観てもカッコイイですよね~(*^^*)
夫は完全初見だったので最初は「カンバーバッチぃ~?あの女子が好きそうなヒョロヒョロでしょ…(´-ω-`)」って感じだったんですが、シーズン1を観終わる頃には「シャーロックかっけえ!!」とか言っててチョロい奴でした(笑)
コナン・ドイルの原作も面白いけど、ネットや現代技術をフルに使うシャーロックもスタイリッシュでなかなか良いですよね。
先日のブログ(#104 ドラマ版『エクソシスト』と備えあれば憂いなし?【日記】)で紹介したエクソシストも現代版になってるんですが、当時の良さは残しつつ今の世代向けにアレンジするって個人的にはすごく良いなと思います。
原作を知ってる人は「うおお!現代だとこうなるのかー!」って楽しめるし、知らない人もそこから原作に興味を持ってくれたらいい。
特にミステリーやホラー分野は時代によって大きく変わってしまうので、そういう相乗効果は必要じゃないかと思います。
はっきり言って元祖『リング』なんて今の若い人はVHSを持ってないし、ビデオデッキやテレビがなければ貞子はあんなに怖がらせられないんですよね。
でも例えば恐怖動画がスマホで再生されるとか、PCがきっかけで呪われるとか、そういうのは共感できて怖い(最近のリングを知らないんですが、その辺どうなってるんだろう?)。
私は昔ながらのいろんな工夫がされた作品も大好きだけど、必ずしも現代技術に頼ったらイヤとも思ってないので、今後のシャーロック含めいろんなリメイクが楽しみです(*^^*)
絶対に昔は書けなかったミステリー
最も昔のようにいかなくなったのがミステリー(推理)小説界ですよね。
スマホや防犯カメラ、オートロック、現代のいろんな技術が昔ながらのトリックをことごとく潰してると思います(^o^;)
嵐の孤島とか舞台設定によってはいけると思いますが、だとしても散々トリックは出尽くしてるんですよね。
そんな中で、私が大学時代に「現代ならではのトリックってこういう事かー!!」と感動した小説がこちら!
歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
この小説の特徴として主な登場人物はそれぞれネット上の知り合いで直接会ったこともなければお互いの顔も知らないんですが、まずそこから現代らしいというか、昔では有り得なかった設定だと思います。
5人の推理ゲーム愛好家が自分で考えた殺人トリックを問題にして出し合うんですけど、犯人は出題者本人、つまり自分でやった犯罪をクイズにするのがルール。
だからそれぞれ顔を隠し声も変えて、素性の分からないネット上だけの付き合いなんですね。
歌野さんは元々叙述トリックが得意な作家さんなので、読者の思い込みや先入観をうまく利用したドンデン返しが面白い作品が多いんですけど、この王手飛車取りも例にもれずかなり驚かされます。
現代版ミステリー小説としてかなりオススメですよ♪